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【UFC】キャノニアがヴェットーリに判定勝ち、ツァルキヤンTKO勝ちでマカチェフとの再戦をアピール、進化のペトロシアン、サバティーニがアウメイダに圧勝、注目のフライ級コスタが鮮烈勝利、カン・ギョンホがキニョネスに一本勝ちで2連勝!

2023/06/18 10:06

▼ミドル級 5分3R
〇アルメン・ペトロシアン(アルメニア)9勝2敗(UFC3勝1敗)186lbs/84.37kg
[判定3-0] ※30-27, 29-28×2

×クリスチャン・リロイ・ダンカン(英国)8勝1敗(UFC1勝1敗)186lbs/84.37kg

 ONEで活躍中のキックボクサーのアルメン・ペトロシアンと同じく、キック出身でMMAファイターとなったペトロシアン。

 Contender Series 2021で1R KO勝ちしてUFCと契約すると、グレゴリー・ロドリゲスにスプリット判定勝ち、カイオ・ボハーリョに判定負け。2022年10月の前戦では、AJドブソンに判定勝ちしている。

 対するダンカンは、MMA8勝無敗。Cage Warriorsミドル級王者となり、2023年3月に地元英国大会でUFCデビュー。ドゥスコ・トドロビッチの負傷によるTKO勝ちで白星発進している。

 1R、サウスポー構えのダンカンは後ろ廻し蹴り、サイドキックなど変則的な蹴りの動き。オーソのペトロシアンはカーフキック。ダンカンのアッパーに右ストレートを合わせる。

 右の後ろ廻し蹴りを空振りしてそのままサウスポー構えになるダンカン。そこにワンツー、ローとつなぐペトロシアンは、ダンカンの右かかと蹴りをかわして上げた足を掴んで金網に押し込みバック狙いも離れるダンカン。

 右バックフィストを見せるダンカンも右ロー。ダンカンの左ジャブをかわして右を差し込むペトロシアンは、サウスポー構えになるダンカンにインローを当てる。

 左右の蹴りで詰めるダンカン。ペトロシアンは左ミドルを当てると左ボディストレート。右の後ろ廻し蹴りも。ダンカンは背中を見せる半身で近づくとそこにペトロシアンは右ローを打つ。

 2R、右カーフ、左ミドルとリズムよく蹴りを叩きこむペトロシアンは、ダンカンのダブルレッグを切って、さらにダンカンのバックフィストをかわしてスタンドバックも深追いせず。

 ジャブの刺し合いはペトロシアン。ダンカンは長いコンパスで右ロー。左前蹴り。ペトロシアンはワンツーから左ミドルに繋ぐ。ペトロシアンのパンチをスウェイでかわすダンカンだが、ケージに詰まると右を被弾。

 組んだダンカンが体を入れ替え押し込むが、ペトロシアンも入れ替え、ヒジを打って離れる。続く同じ展開でここも金網を背にしないペトロシアンは右で差し上げ押し込み、離れる。

 ペトロシアンの右ローに左をかぶせに行くダンカン。左で差して組んで崩そうとするが、残したペトロシアンが上になってホーン。

 3R、バックフィストから右を打ち、縦ヒジも狙うダンカン。かわすペトロシアンは右インロー。左ジャブの刺し合い。ダンカンのトリッキーな蹴りに正攻法のキックで上下に突く。サウスポー構えにスィッチを見せてオーソに戻すペトロシアンに、右で差して組んだダンカン。左で小手に巻き、右で差し上げて体を入れ替えるペトロシアンは、バックヒジで離れる。

 飛び込む右のバックフィストはダンカンも、かわしたペトロシアンは、自ら組んで小外がけでテイクダウン! ダンカンはクローズドガードに。下からの三角絞め狙いをかわしてサイドにつこうとすると、ダンカンも亀から立ち上がり。しかしそこについていくペトロシアンはスタンドバック。正対際に首相撲ヒザ。

 離れるペトロシアンは、どこで切ったか最後に左目周辺から出血も、ダンカンの後ろ廻し蹴りをかわしてホーン。組みの進化を見せて、MMA8連勝中だったダンカンを判定3-0(30-27, 29-28×2)で下して2連勝をマークしたペトロシアンは、「ダナ、トップ15ファイターと戦わせてくれ。準備はできている」と上位陣との対戦をアピールした。

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