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【DEEP×NARIAGARI】皇治のNARIAGARIとDEEPが対抗戦を発表、メインは「DEEP公式戦」で北岡悟vs.大木良太。「対抗戦」で赤沢幸典vs.朝太など5試合=7月23日(日)ニューピアホール

2023/06/16 23:06
【DEEP×NARIAGARI】皇治のNARIAGARIとDEEPが対抗戦を発表、メインは「DEEP公式戦」で北岡悟vs.大木良太。「対抗戦」で赤沢幸典vs.朝太など5試合=7月23日(日)ニューピアホール

(C)ゴング格闘技/DEEP/NARIAGARI

 2023年7月23日(日)に東京・ニューピアホールにて『DEEP×NARIAGARI 対抗戦』(MMA3試合&キック2試合)が決定した。試合はDEEPケージで行われ、JMOCが審判団を務める。

 6月16日に都内で会見が行われ、佐伯繁DEEP代表と皇治のほか両団体選手が登壇。また同大会内において「DEEP公式戦」も行われ、メインイベントが公式戦として「北岡悟vs.大木良太」になることも発表された。大会は有観客で行われ、SmartNewsチャンネルにて完全独占無料ライブ配信される。

 佐伯代表は「本人(皇治)もアマチュア含めて、NARIAGARIをちゃんとした大会にしていきたいという思いがある中で、一緒に出来ればいいんじゃないかなという思いがあって、このような形となりました。正直、DEEPがNARIAGARIと絡んでいいのか、悩みました。最近は格闘技イベントがたくさんあって、BreakingDownの選手も『MMAに挑戦したい』と言いながら『DEEPに出たい』と手を挙げる人はなかなかいない。その中でもNARIAGARIはMMAルールに取り組んでいるし、その選手がDEEPのルールでレベルの合った対戦カードを組むことには興味がありました」と、対抗戦を決めた経緯について説明。

 MMAの老舗のDEEPとの対抗戦に臨む皇治CEOは、「NARIAGARIを作らせてもらった時に、『格闘技はエンターテインメントと実力が必要』と言って、この2つをNARIAGARIは取りに行こうと思っていて。今回、完全に実力派のDEEPをまず食ってやろうと思って、喧嘩を売りました。本気でDEEPを潰そうと思っています」と意気込んだ。

 佐伯代表は、「NARIAGARIと対抗戦を行うことに批判もあると思います。そんな中で、しっかりとDEEPの『公式戦』も行うことでMMAの良さを見せたいと思います」とも語っている。

DEEP公式戦

▼DEEPライト級 5分3R
北岡 悟(パンクラスイズム横浜)
大木良太(KRAZY BEE)

 北岡は、2020年9月の小金翔戦でのドロー以降、久米鷹介、 大原樹理、鈴木琢仁、上迫博仁、江藤公洋相手に5連敗を喫したが、2023年2月に高野優樹にノースサウスチョークで一本勝ちすると、5月に大山釼呑助にもギロチンチョークで一本勝ちし、現在2連勝中。大山戦の勝利後、すぐに佐伯代表と次戦について話し合ったという。

「頑張ります。なるはやで試合がしたくて、7月2日のDEEPは(パンクラスイズム横浜の)松嶋こよみが出るのでセコンドに専念したいので、9月を待つのか、というところで(試合の話があった)。自分は、皇治選手と親しい住村(竜市朗)さんと練習仲間で、この大会──ほんとうはもっと違う話を聞いていたんですけど──そこに自分がもし混ざれば面白いんじゃないかな、ひとつ形になるんじゃないかなと思って、しかもDEEPが噛むと聞いたので、佐伯さんとも相談して、5月の試合(大山釼呑助に一本勝ち)をクリアした後に、すぐに具体的に希望したという感じです」(北岡)

 また、今回の試合が『DEEP×NARIAGARI 対抗戦』の中で行われることについては、「初めから『DEEPの提供試合』としてやるということだったので、そんなに違和感はないというか、試合場もDEEPのケージで行われ、ジャッジ、レフェリー陣もJMOCがやるわけですし、ただ自分はMMAをやるだけですよね。自分がMMAをやるということが大事なことだと思います」と語った。

 対戦相手の大木とは、かつて練習したことがあるといい、その印象を「1年半前に自分が試合して負けている鈴木琢仁選手に勝っている(スプリット判定勝ち)選手なので強いと思います。KRAZY BEEの前に所属していたTRIBE TOKYOで練習をともにしていたこともありまして、当時から身体が強くて、強い選手だという認識です」と評し、最後に「要は、男同士が徹底的にごろごろ抱き合います、よろしくお願いします!」と、安保瑠輝也の「男同士ごろごろ寝っ転がって。俺はつまらないと思うんですよね」の言葉を引用して、徹底的に自身のMMAをするとした。

 対する大木は、2017年からDEEP等で5連勝。2021年7月に大原樹里と「DEEPライト級暫定王者決定戦」を争い、3Rに大木の偶発的なローブローによりテクニカル判定で敗れ戴冠ならず。その後、2021年10月に石塚雄馬にスプリット判定で敗れ、2連敗。怪我の治療もあり、今回が1年9カ月ぶりの復帰戦となる。

 会見では、「北岡選手のようなキャリアのある選手と対戦できて嬉しいです。ちょっと怪我で休んでいましたが、遊んでいたわけではないです。前とは違う、リニューアルした自分を見せられると思います。ジム(KRAZY BEE)もリニューアルしたので会員募集中です」と挨拶。

 北岡について「KRAZY BEEに所属する前に一緒に練習することがあって、僕も同じように身体が強い、パワーのある選手だなと思っていました。試合なんで、リスペクトを込めて倒しに行きたいと思います」と語った。

 また、「リニューアル」した部分を問われ、「いま斎藤(裕)選手らとも一緒に練習させていただいていて、今まで気づけなかったところとか、今まで試合では出せてなかった部分とかもかなり急成長しているので、どこが、というと作戦にもかかわるので控えさせていただきます」と、練習環境の変化のなかで大きく進化した部分があるとした。

▼DEEPライト級 5分2R
井上竜旗(AACC)
中谷優我(BRAVE)

井上竜旗(※メッセージ代読)
「今回も良い対戦相手を選んでいただき光栄です。前回の試合からここまで妥協することなく積み上げてきました。己に打ち勝って、試合に勝ちます。押忍」

中谷優我(※メッセージ代読)
「MMAは一発目ということで、『一歩踏み出す勇気』というテーマで、やってきたことをやり抜くだけです」

(※以降のカードは追記あり)

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