▼セミファイナル(第8試合)日泰国際戦 60kg契約 3分3R
〇ペッチ・パランチャイ (タイ/パランチャイジム)
TKO 2R 1分25秒 ※セコンドからのタオル投入
×山浦俊一 (新興ムエタイジム/元WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者)
ペッチはまだ19歳と若いか戦績は98勝18敗で100戦を超えるキャリアを持つ。タイトル獲得歴はなく、蹴りを得意とする。同じく今回が初の海外での試合。
山浦は15歳でプロデビューするも16歳から21歳まで現役を離れ、22歳で復帰。2019年9月にNJKFスーパーフェザー級王座を奪取している。2020年12月にWBCムエタイ日本スーパーフェザー級王座も奪取。2021年2月にはNKBで高橋亮と対戦したがハイキックでTKO負け、4月の新日本キックで高橋亨汰にも判定負けと連敗を喫するも、11月の初防衛戦で久井淳平に判定勝ちした。前戦は今年2月、TAKUYAに判定勝ち。
たっぷりと時間をかけ、丁寧にワイクルーを舞ったペッチ。「このタイ人はガチだ…」との予感が漂う。
1Rが始まってすぐ、右ローからの左フックでペッチがダウンを奪う。ゆっくりと立ち上がった山浦にペッチは味を占めたかパンチを繰り出していくがやや大振り。組むと簡単に崩し、組み際にヒジを打つペッチ。
2R、ジャブを打つ山浦にペッチは飛びヒザ蹴り。ペッチがジャブからハイを繰り出すと、山浦も同じ技を返す。山浦が首相撲でコカすと、負けじと首相撲でコカし返すペッチ。右ミドルを蹴ったペッチはミドルのフェイントを何度もかけ、山浦の反応を見ての左フック一閃。
右目に直撃したか、なかなか立てない山浦を見てセコンドからタオルが投入された。初来日のペッチがインパクトある日本デビュー戦をTKO勝ちで飾った。