▼第4試合 DEEP 58kg以下 5分3R
〇安谷屋智弘(氷ヲ刻メ/池田道場)
[判定3-0] ※29-28×2, 30-27
×ヒロヤ(トライフォース赤坂)
安谷屋は、フライ級(56.7kg+0.5kg)GPで元PANCRASE王者・小川徹を1R キムラロックに極めてのレフェリーストップ勝ち後、2回戦で福田龍彌との激闘を判定1-4で落として以来の試合。今回は「58kg以下」契約でバンタム級から落としてきたヒロヤと対戦する。
朝倉未来チャレンジ1期生のヒロヤは、2022年は2勝1敗。2月にフライ級で、伊澤星花の実弟・風我に判定負けも、5月に58kg契約でひろとにノースサウスチョークで一本勝ち。11月の沖縄大会でも58kg契約で新垣健司にギロチンチョークを極めている。2023年2月のBreakingDownでは、キックルールで61kg以下契約でMASAMUNEに判定負けしているが、MMAでは3連勝なるか。
1R、ともにオーソドックス構え。中央を取るヒロヤは後ろ廻し蹴りで牽制。安谷屋は低いダブルレッグから持ち上げテイクダウン。左で差して立とうとするヒロヤにダースチョークを狙う。首を外したヒロヤにバックから足をかけようとするが、立つヒロヤ。詰めて金網際でノーアームギロチンを狙う安谷屋。
首抜くヒロヤが体をれ変えると跳びヒザ。離れる安谷屋は、右を突いてテイクダウン! ヒジを落とし、バック奪いリアネイキドチョーク狙い。パウンドも。正対するヒロヤは立ち上がり。安谷屋のスタンドバックについて左足をかけると、安谷屋は前転して外してスタンドに。ともにローを突きゴング。
2R、左ハイを見せるヒロヤは右を当てて右で差して前に。金網背に体を入れ替える安谷屋はヒザ。ヒロヤも体を戻して押し込み。掴んだまま右ハイを打つ。離れる安谷屋は、ワンツーで詰めてボディロックテイクダウン! 立ち際にバック奪い、スクランブルするヒロヤをアームロック狙い。腕を伸ばしてストレートアームバーへ。
外して立つヒロヤは正対。安谷屋の投げからの立ち上がりの際でバックマウントへ。正対して上になる安谷屋はヒロヤを寝かせるとハーフからヒジ! 亀から前転して落として立つヒロヤ。右アッパーを突く。
3R、ヒロヤの左ミドルハイを腕で受ける安谷屋は来いと手招きして右ローを返すとダブルレッグテイクダウン! 立つヒロヤのバックを狙うが、離れるヒロヤは詰め。そこに組む安谷屋はなおもダブルレッグ。切るヒロヤは右で差すも離れる。
互いに苦しい時間帯。ヒロヤの跳びヒザをかわす安谷屋はダブルレッグへ。それを差し上げるヒロヤは離れて右ミドル、左右は遠い。右を突く安谷屋。ヒロヤは右ロー。打ち合いに応じる安谷屋が右を当ててヒロヤは右ロー、口から出血。
判定3-0(29-28×2, 30-27)で終始、試合をリードした安谷屋が勝利。ヒロヤも58kg以下契約試合ながら、今後のフライ級の可能性を示した内容だった。