神龍誠からの宣戦布告に「クソガキ、なめんなよ」。ATT出稽古の牛久、返上したRIZINバンタム級王座の行方は──
──ところで、6月16日の『Bellator 297』で、元Bellator世界ライト級王者で現Bellator世界フェザー級王者のパトリシオ・ピットブルがバンタム級に参戦し、王者セルジオ・ペティスに挑戦すると発表されました。
「相当、減量がキツいんじゃないですか。そこで動けるかどうかが鍵になると思いますけど」
──たしかにほんとうに落として動けるのかと。堀口選手ももしペティスやミックスとの再戦の機会があればバンタム級に挑むこともありうるのでしょうか。
「そうですね。負けてるんで、しっかりやり返したいなというのはありますね。でもそことやるということは、もうバンタムですよ(笑)。トップの2人だから」
──フライ級では、日本のRIZINでもタイミングが合えば参戦することに?
「そうですね、タイミングがあえば。この試合が終わったら、日本での自分の大会のことも発表していきたいですし、やっぱりそうやってフライ級が盛り上がっていくのはいいことだと思うので、そっちもチェックしていきたいと思っています」
ーーRIZINのフライ級では、神龍誠選手から対戦要求もありました。
「『〇してやる』的なことを言っていましたよね。クソガキ、なめんなと思いましたけど(笑)。(対戦は)機会があればいいですけど、こっちに集中しようとしてますから、なかなか……まあ機会があったら、クソガキなめんなよって、ブッ飛ばしてやりますよ、ハハハッ!」
ーー4月29日の「RIZIN LANDMARK 5」で朝倉未来選手と対戦する牛久絢太郎選手がATTに出稽古に来ていましたね。刺激になった部分も?
「やっぱり強くなりたい意識があってあそこまで来て。フロリダはすごく遠いところなので、ひとりでそうやって来たのはすごいなと思いました。自分も最初の気持ち、初心に帰った、いい刺激になりました」
ーーATTに所属するには堀口選手の許可がいるという話も……。
「ハハハ、そんなことはないですけど、マネージャーのトップのダン・ランバートが『恭司がOK出せば入れていい』と冗談で言われています」
──堀口選手は、米国で練習して戦う日本人ファイターのパイオニアですが、他の選手に追随してほしいという気持ちも?
「他の選手がどうしたいかは知らないです。自分は強くなりたいから来ただけで、もっと強くなりたいなら来ればいい、そう思います」
──牛久選手は「ATTで堀口選手によくしてもらい、アドバイスもいただいた」とのことでした。朝倉戦に向けた牛久選手の取り組みをどう見てきましたか。
「自分もその研究をしているわけではないですけど、いいマッチアップじゃないかと思いますね。今回の試合がケージだと聞いてますけど、ケージレスリングにも結構取り組んでいたように思います」
──堀口選手が返上したバンタム級のベルトを賭けて、Bellaorからはフアン・アーチュレッタ選手が参戦しますね。井上直樹戦をどう考えますか。
「これもいい試合になるんじゃないかと。アーチュレッタがガチャガチャ行って、井上選手がカウンター狙いになったりするんじゃないかと思いますね」
──朝倉海vs.元谷友貴も含め、競った試合になりそうでしょうか。
「そうですね……格闘技なんで、1発当たっちゃうとそこで終わっちゃう可能性もあるので、一概には言えないところですね」