相手はボクシングとレスリング主体のオールドスタイルで、自分はニュージェネレーションスタイル
ーー対戦相手のレイ・ボーグの警戒すべきポイントをどうとらえていますか。
「打撃、ボクシングとレスリングがすごく上手いのでそこに気をつけていこうかなと思います。どんな選手も強い部分と弱い部分があるので、そこの穴を上手く突いていければなと」
──ただ、会見では「相手はボクシングとレスリング主体」ではあるものの「オールドスタイル」で、ご自身を「自分のスタイルは“ニュージェネレーション・スタイル”だ」とも話していましたね。
「全体的に昔のスタイルっぽくて、そこが強みだとも思います。でも、自分は何でもできるから、試合でMMAというものを見せたいですね。自分こそ“リアルMMAファイター”で、全部において優っているところを見せたいです」
──ただその「昔のスタイル」がゆえにタフな面もあるかと思います。左ボディなど近い距離でも戦う。そこでどう対応するか。
「そうなるとは思うんですよね、タフな展開に。まあそこでうまく自分のペースにハメられるようにしていきます」
ーージョン・ドッドソンが練習パートナーのボーグは前戦で、ボクシングで真っ直ぐ入って行く動きを見せています。そこは堀口選手にとってやりやすい部分もありますか。
「まあ、向こうもゲームプランを考えているのでそういう風にはやってこないと思いますが、出てきてくれるほうがやりやすいと言えばやりやすいですね」
ーー打撃の強さを活かしてテイクダウン、バックからチョークを狙う正攻法でもあります。Bellatorでの前回のミックス戦はバックコントロールされましたが、ミックスとボーグでは体格やリーチも異なります。より堀口選手が持っているものをより出しやすいでしょうか。
「ミックスとやったときは、相手の得意なポジションのバックを取られてしまって。そこはミックス選手の上手さであって、もちろん体格差もありますけど、やっぱりレイ・ボーグもああいうポジションが得意なところがあるので、そこのポジションに入っちゃうとやりづらくなる。その時点でもう相手のペースになっているので、そうさせないようにやっていきたいと思っています」
──理想の展開は?
「もちろんフィニッシュしたいです。それが一本でもKOでも、自分はフィニッシュしたいと思います」
ーーBellatorでのフライ級戦線での目標はやはりベルトになりますか。
「そうですね。まずはこの試合に勝って、フライ級の階級自体をしっかり作って、ベルトを作ってもらいたいなと思いますね」