キックボクシング
レポート

【RISE】大激闘のフルラウンドを制したのは中村寛、大﨑一貴が後ろ廻し蹴り一閃、華麗なKO勝ちで世界王者に。ラウンドガールの宮原華音が秒殺KO勝ち

2023/04/21 18:04

▼第5試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R
×小野幹晃(IGGY HANDS GYM/同級4位)
延長R 判定0-3 ※9-10×3
○澤谷大樹(HAWK GYM/フェザー級4位、KC2022 -57.5kgトーナメント優勝、DEEP☆KICK-60kg級王者)
※本戦の判定は19-19×3。


 小野はDEEPアマチュアキックトーナメントで優勝した実績を持つテクニシャン。2021年8月にはRIZINで大雅とフルラウンドを戦い抜いた基山幹太から延長Rにダウンを奪う金星を挙げると、同12月にはアマチュア6冠の実績を誇る奥平将太からもダウンを奪い勝利。昨年4月にはベテランのSEIDOを判定で下し4連勝をマークしていたが、10月の岩郷泰成戦で偶然のローブローで岩郷が試合続行不可能になり延長R1分24秒までの途中判定で引き分けて連勝がストップした。


 対する澤谷は2021年7月にDEEP☆KICK 60kg王座を戴冠し、昨年7月に行われた肘無しキックルールでのCKC 2022 -57.5kgトーナメントでは松井大樹、翔、松山和弘を下し優勝。5連勝を記録していたが昨年12月の平野凌我戦では1Rにダウンを奪われ敗戦。再起戦となった今年3月のHOOST CUP日本ライト級王座決定トーナメントでは準決勝でRISING大輝を下し決勝戦へ進むも泰良拓也に判定負けを喫し今回が再起戦となる。


 1R、サウスポーの澤谷は飛び込んでの左フックをヒットさせていき、小野は右ミドルを蹴っていく。澤谷のパンチを被弾して早くも鼻血を出す小野。澤谷は飛び込んではクリンチで相手の反撃を許さない。


 2Rも同様に左を一発当てに行き、入りすぎるとクリンチする澤谷。小野は突き放して右ストレートに行く。


 3R、左をボディにも打つ澤谷に小野は右ミドル。しつこく右ミドルを蹴る小野に澤谷は左インロー、左ストレートを返す。両者決め手なく、判定はドローで延長戦へ。


 延長戦、右フックの澤谷に小野は右ミドル。延長戦でも噛み合わない両者はホールディングが続く。その中で澤谷が左ヒザをボディへ突き刺す。小野は再三、胴廻し回転蹴りを出すが空振りに終わり、両者揉み合うようなホールディングで試合終了。判定3-0で澤谷が勝利した。

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