キックボクシング
レポート

【RISE】大激闘のフルラウンドを制したのは中村寛、大﨑一貴が後ろ廻し蹴り一閃、華麗なKO勝ちで世界王者に。ラウンドガールの宮原華音が秒殺KO勝ち

2023/04/21 18:04

▼第7試合 スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R
○KENTA(HAYATO GYM/ライト級7位、第4代DEEP☆KICK -63kg王者)
判定3-0 ※30-29×3
×山畑雄摩(心将塾/ライト級5位、第3代DEEP☆KICK-63kg級王者)


 KENTAは長身を活かした豪快な攻撃が武器で、2021年9月の山畑雄摩戦から4連勝を記録していたが昨年10月のRISE大田区大会で小川翔に判定負けを喫し連勝がストップ。『DEEP☆KICK』では2022年3月にDEEP☆KICK-63kg王座を獲得し、12月には足利也真登を判定で下し王座を防衛している。今年3月には元Jリーガーの安彦考真に勝利したばかり。戦績は18勝(6KO)4敗1分。


 山畑は関西を中心に活躍し、2020年11月にはRIZINに出場。大雅に敗れるもフルラウンド戦い抜いた。さらに2021年6月のRIZINでは髙橋聖人とドロー、2022年3月のRIZINでは小川翔にKO負けを喫した。RISEでは2021年2月に大石健作とドローに終わるも、DEEP☆KICKで再戦して勝利を収めている。


 前述の通り両者は2021年9月にDEEP☆KICKで対戦しており、KENTAが判定勝利を収めている。KENTAが返り討ちにするのか、山畑が再起戦でリベンジを果たすのか。


 1R、右ミドルを主体に組み立てるKENTAにサウスポーの山畑は左ストレート、左ボディストレートを打つ。山畑は左三日月を蹴り、KENTAの右ミドルに左ストレートを合わせるタイミングがあって来る。ならばとKENTAはワンツーも山畑の左をもらう。


 2Rも左三日月を蹴る山畑。KENTAは前に出て右ミドル、右ロー、右ストレートを放つも動き回る山畑にクリーンヒットをなかなか奪えない。独特なサイドへの動きでKENTAをかわしていく山畑に、KENTAはラウンド終了間際に右を連打して前へ出ていった。


 3R、山畑を何とか捕らえようと前へ出ていくKENTA。山畑は動き回りながらのジャブ、左ストレート。KENTAの右は空振りに。それでも右を当てようと前へ出るKENTA。サイドへ動いてかわす山畑。KENTAの右ミドルからの右ストレートがヒットし、一気に前へ出るKENTAへ山畑がカウンターの左。KENTAは右ミドル、右ハイ。山畑がラスト30秒でラッシュをかけ、山畑が左をヒットさせていく。


 前へ出て手数を出していったKENTAか、ディフェンスに優れたところを見せて左をヒットさせていった山畑か。判定はアグレッシブをとったか、KENTAが判定3-0で勝利を収めた。

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