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【UFC】アデサニヤが王座奪還!ペレイラの左に右を打ち抜くKO勝ち。マスヴィダルがバーンズに敗れ、引退を表明。バンタム級フォントが5連勝ヤネスをTKO! 18歳ロザスJrはプロ初黒星=『UFC 287』

2023/04/09 11:04

▼ウェルター級 5分3R
〇ケビン・ホランド(米国)24勝9敗(UFC11勝6敗)
[3R 3分16秒 TKO] ※左フック
×サンチアゴ・ポンジニッビオ(アルゼンチン)29勝7敗(UFC11勝6敗)

 身長191cm、リーチ206cmのホランドは、ミドル級から2022年にウェルター級に落として、アレックス・オリヴェラ、ティム・ミーンズにフィニッシュ勝利。しかし、2022年9月に急遽カムザット・チマエフた対戦し、1Rダースチョークで一本負け。12月にスティーブン・トンプソンに4R TKO負けで2連敗中。

 キック出身のポンジニッビオは、2021年6月にゲル・バエザに判定勝ちも、ジェフ・ニールとミッシェウ・ペレイラに連続でスプリット判定負け。2022年12月の前戦ではロビー・ローラーの代役で4連勝中だったアレックス・モロノを3R KOに下している。バックステージにはポンジニッビオの激励に元アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの姿も。

 1R、ともにオーソドックス構え。長いサイドキックを突くホランド。詰めるポンジニッビオは右カーフキックをこつこつと打つ。ホランドは長い左ストレート、左前足の関節蹴り。ハイキックも狙う。ブロックするポンジニッビオは、左右フックで追うが、サークリングのホランド。

 右カーフを打つポンジニッビオに、ホランドも右ローを打つ。続くジャブを潜って左右で詰めるポンジニッビオ。右を首筋に届かせ、カーフキック。右のダブルから左フックと繋ぐが、ホランドの右の蹴り足を掴んだポンジニッビオだが、ホランドは片足立ちで右の裏拳! 倒れたポンジニッビオに鉄槌もホーン。

 2R、右カーフを打つポンジニッビオに、ホランドはニータップのフェイント。詰めるポンジニッビオは右を顔面に届かせようとする。左ジャブを刺すホランド。回りながら右から左フックを振るポンジニッビオ。スイッチしながら前に出るホランドはアウトボックス。右蹴り足を掴むポンジニッビオは、片手打ちを警戒する。

 ジャブの刺し合いから詰めるホランドは前蹴りからスタンドで右ハンマーフィストを落とすと、右打ち下ろしのストレートをヒット。ポンジニッビオは左右オーバーハンドも、その入りにホランドは右ヒジを突く。

 3R、じりじりと詰めるポンジニッビオにジャブを突くホランド。ポンジニッビオは右から左フックもまだ遠い。右カーフキックを打つポンジニッビオ、右ミドルハイも。足を入れ変えて詰めるホランドは、右ボディ、左フック、左ロー。

 ポンジニッビオは右ローを打つが、その蹴り足を掴んだホランド。後ろを向いて足を抜いたポンジニッビオだが、正対したところに、ホランドは長い左フック! ダウンしたポンジニッビオにレフェリーが間に入った。すぐに立つポンジニッビオだが、KO負け。

 2連敗から脱出したホランドは「彼を蹴ったら足を傷めたよ。新しいスニーカーを買わないと(苦笑)。年に4回、試合をしたい」と語った。

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