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【UFC】アデサニヤが王座奪還!ペレイラの左に右を打ち抜くKO勝ち。マスヴィダルがバーンズに敗れ、引退を表明。バンタム級フォントが5連勝ヤネスをTKO! 18歳ロザスJrはプロ初黒星=『UFC 287』

2023/04/09 11:04

▼ウェルター級 5分3R
〇ギルバート・バーンズ(ブラジル)22勝5敗(UFC15勝5敗)
[判定3-0] ※30-27×2, 29-28)

×ホルヘ・マスヴィダル(米国)35勝17敗(UFC12勝10敗)

 ウェルター級5位のバーンズと、11位のマスヴィダル。

 バーンズは、2021年2月に同門のカマル・ウスマンの王座に挑戦し、3R KO負けも、同年7月にスティーブン・トンプソンに判定勝ち、2022年4月にカムザット・チマエフに接戦の末に判定負け。2023年1月の前戦でニール・マグニーに1R 肩固めで一本勝ちで再起を飾っている。36歳。地元フロリダのキルクリフFC所属。

 対するマスヴィダルは、マイアミ出身でATT所属。ネイト・ディアスに勝利しBMFタイトルを獲得したレジェンドに位置する。2020年7月、2021年4月にカマル・ウスマンと2度対戦も敗れ、2022年3月の前戦では、元同門のコルビー・コビントンに判定負けで3連敗中。38歳。

 1R、地元の大歓声のなか、後ろ手に結んでホーンを待つマスヴィダル。ともにオーソドックス構え。ジャブの突き合いから、左ローはマスヴィダル。バーンスも右ロー。圧力をかけて左前手のフックはマスヴィダルがかわす。ならばとワンツーの右を打ちこむバーンス。さらにガード上に左ハイ。さばくマスヴィダルは、細かくステップして右ローをヒット。バーンスは大きな右を振って間合いを詰める。さらに右をかわすマスヴィダル。そこに組もうとしたが、抜けるマスヴィダル。

 右ミドルを突くマスヴィダル。さらに右ロー。しかし圧力をかけるバーンスは右ロー。そこに飛びヒザのマスヴィダル。しかしカウンターの右を当てるバーンスはダブルレッグからボディロックテイクダウン! すぐに鉄槌連打もホーン。

 2R、右のダブルから組むバーンス、いったんは切るマスヴィダルに、ダブルレッグから尻下でクラッチして肩口に持ち上げ、スラム! クローズドガードのマスヴィダルに、インサイドからヒジを狙うバーンズ。下から頭を抱えるマスヴィダルを剥がそうとするが、マスヴィダルはオーバーフック。バーンズはケージまで押し込み、首を殺すと、マスヴィダルは金網使い立ち上がり。

 ここはスタンドバックにつくバーンズに、前転からヒップアタックするマスヴィダルにボディロックは外さずついていくバーンズ。正対して金網使い立つマスヴィダルは四つに戻すと互いにヒザ突き、離れる。

 3R、右カーフはマスヴィダル。その入りにバーンズは右ストレートを突く。さらに左ジャブのダブル。左から右アッパーは空振りのマスヴィダルは、右の後ろ蹴り。バーンズは左右を振り、右ストレート、左がヒット! ワンツーに下がるマスヴィダル。ジャブを刺すバーンズに、ワンツーで押し戻すマスヴィダル。

 バーンズの右アッパー、フックに金網に詰まるマスヴィダル。右カーフを返すが、バーンズはダブルレッグからボディロックに移行し、小外がけでテイクダウン! ハーフからヒジを落とす。半身になり立とうとするマスヴィダルにバックを奪おうとするバーンズ。そこにシングルレッグからレッスルアップしてマスヴィダルが足を手繰って押し込みブザー。

 判定は3-0(30-27×2, 29-28)で打撃、組みでも上回ったバーンズが勝利。コールにともに両者は長いハグをかわした。

 勝者バーンズは、元同門のウスマンが敗れたレオン・エドワーズが持つタイトルへの挑戦をアピール。

 続けて、グローブを外してインタビューに応じたマスヴィダルは、「マイアミのみんなありがとう。彼の応援に来たみんなも。もうここに来ても、同じように感じられなくなってしまった。 みんなを夢へと導けていれたら、とても良いんだけど。みんな愛しているよ、ありがとう。20年戦ってきた。UFCにいろんな思い出がある。ジョー(ローガン※インタビュアー)ありがとう。この競技が大好きだ」などと語り、片方のオープンフィンガーグローブを観客席に投げ入れ、引退を表明した。

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