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レポート

【Krush】☆SAHO☆が血まみれの激闘で勝利、日韓戦は日本が3戦全勝、チャン・リーが打ち合い制す、九州から新星来たる末松晄がインパクトあるデビュー

2023/04/08 20:04

▼第8試合 日本vs韓国・3対3 Krush女子アトム級 3分3R延長1R
〇松谷 綺(ALONZA ABLAZE)
判定3-0 ※30-27、30-28、30-26
×ウォン・ガヨン(韓国/嶺南ムビジム)


 松谷は兄・桐と共に2021年7月から卜部功也が代表を務めるALONZAに所属。2021年8月にKrush初参戦を果たし、森川侑凜からダウンを奪って判定勝ち。2022年2月には豊嶋里美に判定勝ちし、6月のK-1初代女子アトム級王座決定トーナメントの1回戦で菅原美優に判定2-0で敗れ、プロ8戦目にして初黒星。11月の再起戦では菅原とのタイトルマッチ経験もある優を判定2-1で破った。蹴りを中心としたコンビネーションのテクニックに定評があり、左ボディを始めとするパンチの技術にも進化を見せている。戦績は6勝1敗2分。


 ガヨンも初来日で身長158㎝の16歳。戦績は6勝2敗でオーソドックス。


 1R、両者かなり遠い距離。松谷はその距離から踏み込んでのハイ&ミドルキックを放ち、ガヨンは右ストレートからパンチの連打、松谷はその打ち終わりにミドルを蹴る。ガヨンはかなり積極的にパンチで入り込んでくるが、松谷はクリーンヒットを許さず蹴る。


 2R、互いに右ローを蹴る。松谷はミドルも蹴って蹴り中心。ガヨンは右のパンチを思い切り繰り出し、踏み込んでの連打へ繋げようとするパンチ中心のスタイル。松谷の前蹴りが鋭く決まり、さらに右フックも。ボディを嫌がり素振りを見せるガヨンだが、ローを蹴って思い切りパンチを振るってくる気の強さを見せる。


 3R、両者バッティングで2度の中断。松谷は左右ミドルに前蹴り、ヒザとボディを攻めていき、ガヨンはフルスイングのパンチで迎え撃つが、松谷の蹴りからパンチの回転が速く、松谷の手数が上回る。蹴りと右のパンチでガヨンを追い詰めていく松谷。終了直前に打ち合いにいった松谷が右ミドルからの左フックをヒットさせてダウンを奪う。ガヨンが立ち上がったところで試合終了となり、大差の判定で松谷が勝利。


 松谷はマイクを持つと「また倒し切るって言っていたんですがダウンひとつで終わったことが悔しいけれど、勝てたのでホッとしています。自分はK-1のベルトを獲るためにここへ来たので、Krushもそうだし、K-1のベルトを目指してこれからも頑張っていきます」と語った。

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