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【PANCRASE】石井逸人が3年半ぶりにパンクラス参戦、バンタム級1位の井村塁と激突!=4月30日(日)立川

2023/03/14 12:03
【PANCRASE】石井逸人が3年半ぶりにパンクラス参戦、バンタム級1位の井村塁と激突!=4月30日(日)立川

(C)PANCRASE

 2023年4月30日(日)『PANCRASE 333』東京・立川ステージガーデン大会に、前修斗環太平洋バンタム級王者で、同級現世界2位の石井逸人(TRIBE TOKYO MMA)の参戦が決定。PANCRASE同級1位の井村塁(NEXUSENSE)と対戦することが14日、発表された。

▼バンタム級 5分3R
井村 塁(NEXUSENSE)8勝2敗・#1位/2020年NBT同級優勝・MVP
石井逸人(TRIBE TOKYO MMA)17勝5敗3分・第11代環太平洋バンタム級王者

 石井逸人は3年半ぶりのPANCRSE参戦。前回は2019年11月にいまなきスタジオコーストで現RIZINの瀧澤謙太と対戦し、3R TKO負けを喫している。

 その後、石井は修斗に戻り、5勝2敗2分。2021年9月に現ONEの安藤達也に肩固めで敗れるも、2022年3月に石橋佳大に2R リアネイキドチョークで一本勝ちすると、2022年5月に小野島恒太に判定勝ちで環太平洋バンタム級王者に輝いている。

 前戦は同王座防衛戦で藤井伸樹を挑戦者に迎え、激闘の末にスプリット判定で敗れ、初防衛に失敗したが、どちらが勝ってもおかしくない接戦だった。

 地元・立川で迎え撃つ同級1位の井村は、2020年NBT優勝者。プロデビューから怒涛の6連勝をすべてフィニッシュ勝利でトップ戦線に駆け上がったが、2021年12月に実力者・中島太一との「バンタム級 暫定王者決定戦」で2R TKO負けで戴冠ならず。続く、2022年4月のTSUNE戦でも判定負けで2連敗に。

 しかし、2022年9月に平田丈二を2R、リアネイキドチョークで極めて一本勝ちで再起を遂げると、12月の佐久間健太戦でも判定3-0で勝利。2連勝で再び王座戦線を登っている。

 野球から植松直哉仕込みの柔術、CAVEでも練習する井村に対し、柔道ベースでTRIBEの猛者たちとMMAのスタイルを磨いた石井は、組み技もスクランブルも強く、井村の寝技を断ち切るか。

 井村は、同級ランカーには“招かれざる客”である石井を地元で押し返すか。それとも石井があっさりとランキング1位を奪い取るか。

『PANCRASE 333』発表カード

2023年4月30日(日)東京・立川ステージガーデン

▼PANCRASEライト級王座統一戦 5分5R
久米鷹介(ALIVE)第7代王者・24勝6敗4分
アキラ(武蔵村山さいとうクリニック)暫定王者・18勝10敗3分

▼PANCRASEバンタム級 王座統一戦 5分5R
中島太一(ロータス世田谷)第4代王者/12年NBT同級優勝・16勝14敗1分
田嶋 椋(OOTA DOJO)暫定王者/22年NBT同級優勝&MVP・6勝1敗

▼PANCRSE女子ストロー級選手権試合 5分5R
KAREN(PRAVAJRA/プラヴァージュラ)第4代QUEEN OF PANCRASIST・6勝1敗
ソルト(マルスジム)同級1位・2勝2敗

▼PANCRASE女子フライ級選手権試合 5分5R
端 貴代(和術慧舟會AKZA)18勝8敗1分・第2代QUEEN OF PANCRASIST
NORI(PRAVAJRA)5勝4敗1分・1位

▼フェザー級 5分3R
亀井晨佑(パラエストラ八王子)2位・2018年NBT同級優勝・6勝3敗
パン・ジェヒョク(KOREAN TOP TEAM)10勝7敗

▼ライト級 5分3R
粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)3位・12勝7敗2分
葛西和希(マッハ道場)4位・8勝2敗

 2022年の横浜大会でいったんは組まれるも、葛西の欠場で無くなっていたカードが今回の立川大会で実現。代理で緊急出場した兄弟子・岡野裕城の倍返しを狙う。粕谷はマッハ道場に連勝し、タイトル挑戦フラグが立つか。

 粕谷は、12勝7敗2分。2015年9月と2016年11月のUFC挑戦後、17年8月よりPANCRASE参戦。フェザー級で2連敗後、ライト級に転向すると、2019年4月に現Bellatorの菊入正行に1R TKO勝ち。しかし、ライト級暫定王座戦でサドゥロエフ・ソリホンに2R TKO負け。2021年6月に松岡嵩志に1R KO負けで連敗を喫した。しかし、2022年4月に平信一に2R リアネイキドチョークで一本勝ちで再起。12月に葛西の代役の岡野裕城を1R リアネイキドチョークで極めている。

 “じょっぱりグラップラー”葛西は8戦2敗。2020年7月から2021年9月まで平信一、小川道的、長田拓也、林源平を相手に怒涛の4連勝も、2022年3月大会では前修斗王者の松本光史にスプリット判定負け。同じ高田馬場でDARANI相手に判定勝ちで再起を果たしている。

▼ライト級 5分3R
松岡嵩志(パンクラスイズム横浜)12勝9敗・#5位
岡野裕城(マッハ道場)17勝13敗1分・HEAT第6代同級王者

HEAT王者・岡野裕城が、12月の横浜武道館に続き参戦。前回は欠場した同門の葛西和希の代わりにスクランブル参戦し、粕谷優介に敗れたが、今回の試合では違う姿をデガゴンで見せたい。親方・松岡は9月立川での雑賀ヤン坊達也戦での1R TKO負けからの再起戦。勝ってランキングトップ集団に喰らいつき、ベルト挑戦への射程距離に前進したい。

▼フライ級 5分3R
秋葉太樹(パンクラス稲垣組)#4位・11勝12敗1分
谷村泰嘉(パラエストラ八王子)#6位・4勝 1敗

 2022年12月の横浜大会で組まれながら、秋葉の欠場で中止となっていたカードが4.30 立川大会で実現する。フリーの秋葉が稲垣組へ所属しての初戦。現在4連敗中と苦しんでいるが、所属が決まり安定した格闘技生活に期待は高まる。

 対する谷村泰嘉は2003年1月生まれで鶴屋怜と同学年。空手と柔術を組み合わせたやや独特な格闘スタイル。秋葉と谷村は見知った間柄では有るが試合は別。ランキングを上げるのは秋葉か谷村か。

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