▼第5試合 セミファイナル ライトヘビー級 3分3R
〇タリク・カバベ(モロッコ/オランダ/同級3位)
TKO 2R 2分48秒 ※セコンドからのタオル投入
×ダニエル・トレド(スペイン)
ヘビー級で活躍し、ライトヘビー級に転向したカバベは2022年10月の『GLORY COLLISION 4』でセルゲイ・マスロボイエフ(リトアニア)とGLORY世界ライトヘビー級王座決定戦を争ったが、敗れて戴冠ならず。2014年SUPERKOMBAT Qualificationトーナメント優勝、2015年SUPERKOMBATワールドグランプリ優勝の実績を持ち、ONE Championshipでは4連勝で2019年11月にONEライトヘビー級キックボクシング世界王座決定戦に臨んだがロマン・クリクリアにTKO負けした。2021年からはGLORYに参戦もリコ・ヴァーホーベンやアントニオ・プラチバットに敗れ現在4連敗中。戦績は47勝(26KO)10敗1分。
トレドはMMAとの二刀流でMMA戦績は13勝10敗、キックボクシング戦績は17勝5敗。今回がGLORY初参戦となった。
1R、左右フックで前に出るカバベにトレドは右カーフ。左右フック、左ローでトレドをコーナーへ追い込むカバベだが、それほどヒットはない。身長で優るトレドはカバベに距離を詰められるが、頭を振っカバベのパンチをかわす。トレドがワンツーを放ったところへ、カバベが左フックを命中させる。
2Rも前に出て左右フックを放っていくカバベがまたも左フックを命中。さらにロープを背負わせてボディを攻めていく。体を丸めるトレドにジャブ、右アッパー、ヒザを顔面へ突き上げる。トレドは防戦一方で明らかにダメージを感じさせるが、カバベがコーナーへ詰めて左右フックで倒しにかかるとトレドも左右フックで打ち合う。カバベの右フックからの片手でロープをつかんでの左ハイでロープの間からエプロンに落ちてダウンするトレド。
再開後、倒しに行くカバベだったが、トレドのセコンドからタオルが投入された。納得がいかず自分のセコンドに抗議するトレド。連敗をストップしたカバベはコーナーへ登り、勝利をアピールした。試合後のマイクでは「アベナ、戦おう」と現ライトヘビー級王者に挑戦をアピールした。