MMA
レポート

【ONE】ペトロシアンが因縁のペットモラコットに勝って決着、アンジェラ連敗、秋元が再起の勝利! 江藤がTKO負け、阿部、藤沢は一本負け、森本判定負け

2019/07/12 19:07

▼ONE SUPER SERIES ムエタイ・バンタム級 3分3R
×サイフル・メリカン(マレーシア)
[判定0-3]
○モハメド・ビン・マムード(マレーシア)

ロープに詰まるメリカンはサイドキック。左ミドルから飛び込み、鋭いヒザ、ヒジはマムード。さらに左ハイも当てる。マムードの左ミドルに左フックを合わせるメリカン。マムードの入りに前蹴りを合わせる。

2R、詰めるマムードは右フックでダウン奪取。立つメリカンも左を振り、左ハイを当てて前へ出て反撃。しかし首相撲ヒザはマムード。何度もメリカンをこかすと右ハイ当て、蹴り足つかまれるとそのまま右フックも!。

3R、首相撲ヒザはマムード。メリカンも組みからマムードを振り回す。しかし長身をいかいこかしはマムード。さらに右ロー。左足を効かされたメリカンはさらにマムードの右ヒジを受け両手を着くがダウンにはならず。判定3-0でマムードが勝利。

▼ストロー級(※56.7kg)5分3R
○エイドリアン・マテイス(インドネシア)
[2R 1分51秒 KO]
×リー・ヂゥー(中国)

スタンドでサイドにつきヒザを突くマテイス。リーの投げを潰してマウント、リアネイキドチョーク狙いからバックマウント&パウンドでTKO。

▼女子アトム級(※52.2kg)5分3R
○ボージェナ・アントニヤ(ミャンマー)
[判定2-1]
×ビー・ニューイェン(ベトナム)

サウスポーのニューイェンは左ストレートでダウンを奪うがアントニヤは手数多く、スプリット判定で勝利。

▼ONE SUPER SERIES ムエタイ・フェザー級 3分3R
×ジョージ・マン(英国)
[判定1-2]
〇ソーグラー・ペッティンディーアカデミー(タイ)


長身のマンはサウスポー構えから左ミドル。オーソドックス構えのソーグラーはすぐに右ミドルで蹴り返し。さらに右で奥足へのローキックを効かせて削る。

▼ONE SUPER SERIES キックボクシング・フライ級 3分3R
〇ジョシュ・トナー(オーストラリア)
[判定0-3]
×森本“狂犬”義久(日本)


RISEフェザー級(57.5kg)2位の森本“狂犬”義久(BRING IT ON パラエストラAKK)ONE初参戦。オープンフィンガーグローブで豪州のジョシュ・トナーとヒジ無しのキックルールで対戦する。パラエストラ所属の森本は、MMAの練習経験もあり、オープンフィンガーグローブの感触は確認済みだ。


森本は空手出身のアグレッシブファイターで、パンチ、ハイキック、ヒザ蹴りとどの技でも倒せる破壊力の持ち主。15勝のうち10勝がKOで、この数年間RISEを盛り上げてきた主力選手の一人だ。


対するジョシュ・トナーは元ISKA世界フェザー級王者。K-1でも活躍した豪州のベン・エドワーズらが所属していたブルドッグジムでキックボクシングを始め、現在はstockade training centreで練習に励む。


トナーは、2016年11月のK-1 WORLD GP初代フェザー級王座決定トーナメント一回戦で小澤海斗に1R KO負け後、ONEに参戦。2018年7月にペッダムに2R KO負けも10月にはジョセフ・ラシリに判定勝ち。2019年1月のONEでは秋元皓貴に判定負けも、秋元の左ミドルに右フックを合わせてダウンを奪っている。(※秋元は3月両国大会でラシリに判定負け)。


1R、前に出る森本は右のアッパー、右ストレートをヒットさせる。さらに後ろ蹴りとミドルキック。トナーの左をもらっても前に出る。右を連打して前へ出る森本。右ストレートとヒザでボディも攻め、バックハンドブローで場内を沸かせる。トナーのヒジが当たって一時中断。再開後、森本は右ローを蹴りながら右のパンチをしっかり当てていく。手数と有効打で森本か。


 2R、トナーはサウスポーに構えを変えて左ミドルを多用。そこへ森本が強烈な右ストレートを連打する。さらにロー、後ろ蹴りを出しながら前へ。それでもトナーは左ミドルを蹴り続ける。このラウンドも森本のペースかと思われたところで、トナーが首相撲からのヒザ蹴り。この一発で森本の動きが鈍る。さらに残り30秒、右フックをもらって腰が落ちる森本。トナーは首相撲からのヒザで追い打ちをかける。


 3Rが始まってすぐに左ストレートをもらった森本だが、一気に前へ出て右を叩きつけていく。トナーは左ミドルとヒザ蹴り、さらにボディブロー。ボディが気になる森本は左ストレートも喰らってしまう。ボディ攻めに苦しむ森本は不用意に左ハイを喰らうが、森本も右ハイを返す。左ミドルとテンカオに下がる森本だが、再び右ストレートで前へ。トナーが左ミドル、森本が右ローを蹴ったところで試合終了。


 勝利を確信してガッツポーズのトナーと、口を大きく開けて呼吸も荒い森本。判定3-0でトナーの勝利となり、森本は初陣を勝利で飾ることはできなかった。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント