ケイト「伊澤星花さんとのスパーよりキツいことは無い」
対するケイト・ロータスは、計量でかつてないシェイプぶりを披露した。
「40kg台は中学生ぶり。キツいかキツくないかで言ったらキツかったのが本音ですね。でも計量前日までご飯もちょっと食べながら調整が出来ました。顔や身体は痩せてますが、『落ちない、どうしよう』というのが無いので、いまも体調やメンタルも良いです」と、シャープな頬で49kg契約の計量後に明かす。
ケイトは、2020年12月のプロデビューから2021年12月までの1年で4試合を2勝2敗。2022年は3試合を戦い、1勝2敗。フライ級から2022年5月にストロー級(52.2kg)に下げての初戦で長野美香にギロチンチョークで一本負け後、7月にARAMIに判定負けで2連敗。9月に50kg以下契約で竹林愛留戦と対戦し、スプリット判定で白星を掴んでいる。
「K-Clanの練習をしていると太る暇が無いので、ナチュラルで53kgくらい。49-50kgで戦えるのはベストだと感じています。前回50kgに落としてフィジカルとかに問題が無いことを感じました。これまでフライ級で力負けしているのか・していなのか、と感じながらやっていて、横田(一則・K-Clan)さんから『体格のこともあるから落とせるのなら落とした方がいい』と言われてました。それで50kgで戦って、この体重でいいのかな、もう1kg落とせると考えました」
50kgでの勝利を経て、スーパーアトム級を適正階級とできるか。3勝4敗のケイトに対し、青野は、8勝6敗と倍のキャリアを持つ。
「やっぱりレスリングがすごく強い選手ですが、青野選手が攻めれているターンでは強いけど、逆に上を取られたり、スタミナが切れそうなときにあまり行っている印象が無い。キツい試合になると思うけど、お互いの根性の見せどころになるんじゃないかなと思っています」と、タフな試合のなかで上回るのは自分だとした。
「朝練習がある日も毎回出て走って、夜のスパーリングも伊澤星花さんがつきあってくれるので、そのスパーよりキツいことはまあ、無いやろなと思ってますね。だいぶしごいてもらいました」と、現RIZINスーパーアトム級&DEEP JEWELSストロー級王者とのスパーリングが力になっているという。
その伊澤と横田代表がセコンドの予定だが、ひとつ懸念点があるという。
「星花さんと横田さんがいないと試合に出たくないレベルですが、横田さんが『BreakingDownがあるからセコンドにつけない』と言ったことがあって……」と、先に伊澤の名前を挙げながらも、横田代表もセコンドに必要だと語る。
「でも、『そうなったらSNSにグチ書きまくりますよ』と言ってあるんで(笑)、ちゃんとついてくれると思います」と笑顔を見せたケイト。果たして横田代表は自身の計量をパスし、本業のコーチ業であるケイトのセコンドに姿を現せるかも注目のスーパーアトム級戦だ。本日の試合の模様はSPWNおよびニコニコ生放送でもPPV配信される。