2023年2月19日(日)の『BreakingDown7』で西谷大成(トライフォース赤坂)とキックルールで対戦する横田一則(K-Clann)が9kgの減量、前DEEP王者のCOROとのスパーリングでスタミナにも自信を見せた。
44歳にして、BreakingDownのオーディションに参加した理由を「BreakingDown6で萩原選手と秀虎選手のセコンドをやらせていただいて、いや凄いイベントだと。“自分ももう1回やってみたい、もう1回チャレンジしてみたいな”と思って今回応募させていただきました」と語っていた横田。
対戦相手で26歳の西谷から、「ぶっちゃけた話、元DEEPのチャンピオンって凄いことですけど、引退した選手が今やっている僕、中堅選手かもしれないですけれど、現役の僕に勝てるのかってのがマジ気になりますね。体重は? 僕いま72kgなんですけど」と問われ、「練習で怪我しちゃってるんだよね。体重が今ちょっと重すぎて85kgあるんで、これに合わせて、73kgまで気合で落とすんで」と、12kgの減量を約束していた。
5分3Rを戦っていたMMAの最後の試合から約4年8カ月。自身が主宰するジムの指導で身体を動かしているとはいえ、現役DEEPファイターとの試合に向け、実際のところ、横田はどこまで試合勘を戻しているのか。
本誌の取材に横田は、「1分間の戦いに向けて、対戦相手と同じような背格好のスパーリングパートナーと、1分間のスパーリングを多くやっていて。体重も9kg落ちて、しっかり作っていきます」と語り、前DEEP王者のCOROともスパーリングを行ったことを明かしている。
「1分3R、COROとガチガチにやってもったね。パンチもガチでフルに殴ってきたところを全部かわしたから。『ブレーク』ってなったときにゴーンってもらっちゃったのはあったんだけど(苦笑)。それ以外は本当にもらわないでしっかりやれたんで、スタミナもだいぶ戻って来た」と笑顔を見せた。
その真相について伊澤星花に聞くと「盛ってますね(笑)。でも少しずつコンディションは……文句を言いながらも上がっています。自分が一番心配なのは、スパーリング中に、めちゃくちゃ言い訳しながら休み出すんですよ(苦笑)。1分のなかでそんなこと言ってるなら試合で大丈夫かな、と思うんですけど、基本的に試合は面白くないと思うので、どうせなら試中にも文句言いながら試合してほしいなと(笑)。まあ、まだ試合まで時間があるので、もっと上げてくれると思います」と期待を込めて語った。
対する西谷はMMA5勝5敗。2022年9月の前戦では、アマチュアルーキー時代の朝倉未来に腕十字で一本勝ちの戦績を持つTATSUMI(巽大佑)に判定勝ちを収めている。
会見で朝倉海から意気込みを聞かれた西谷は、「やっちゃいますよ、僕は。普段ジムの代表(K-Clann)の方なんで、ジムの顔を潰してもいいのかなって感じですね。(トライフォース赤坂代表の)堀(鉄平)さんが(グラップリングで伊澤に)負けたら僕らも行かないといけないのであって。ここはBreakingDownなんで、しっかりBreakingDownの戦い方を見せます」と1分間の戦いに自信を見せている。
その西谷について、横田は「この前の試合、その前の試合も見て、すごなというのはあるんで、ちょっとやりたいなと思って。元気のあっていい選手だなって思うけれど、まあ、まだまだ俺のレベルじゃないなって。本気でやりますよ。ガチで」と、レベルが違うとしながらも、もし西谷が自分に勝ったら、「RIZINにも出ていけるひとつの架け橋になっちゃうかも……」と、なぜか自身を過大評価。続けて「まあ、させないけどね」と不敵な笑みを浮かべた。
果たして、元DEEPフェザー&ライト級王者の横田は、現役DEEPファイターとの1分間の試合(延長無制限Rか)で、どんな動きを見せるか。