▼第13試合 フライ級GP一回戦 5分3R
×島袋チカラ(CORE)57.05kg
[1R 3分07秒 TKO] ※右ヒジ連打
〇宇田悠斗(総合格闘技道場 HOPE)56.85kg
宇田「“ミスターX”です。修斗から初参戦ですけど、島袋選手はDEEPを代表する選手だと思っているので、胸を借りるつもりで敬意を持ってブッ潰しにいきます」
島袋「Xが宇田選手と決まった時、正直燃えました。どうせやるならば、強い選手の方がいいと思ったので。そこから2カ月、宇田選手のことだけを考えてきました。2カ月前は勝率が低かったんですけど、1%ずつでも勝率を上げていって。明日だけでもいいので、宇田選手に勝って、GPをダークホースが獲らせてもらいます」
宇田は、中学時代に部活動で柔道を経験し、県大会で準優勝。19歳からMMAを始めるとアマチュアでは12戦を経験して10勝を挙げ、2019年4月に修斗でプロデビュー。3連続KO・一本勝利を挙げるなどして、2019年修斗フライ級新人王を獲得した。2020年7月に西村大地と引き分けて連勝はストップしたが、同年12月には宮城友一を判定で破り、再び連勝ロードを歩み始め、2021年5月には修斗世界フライ級2位・清水清隆に判定勝ち。6戦負け無しで、2022年3月にRIZINに初参戦。ZST王者の竿本樹生(BRAVE)にスプリット判定で敗れ、初黒星がついていた。
今回のGP参戦に向け、宇田は主催者を通じて、「修斗から参戦する宇田悠斗です。DEEP佐伯繁代表から熱いラブコールをいただいたので、このGPへの参戦を決意しました。快く送り出して下さった修斗の坂本一弘代表には本当に感謝しています。フライ級でデカい祭りが開催されるのに、黙って見てるなんて性に合わないし、直近の試合でやらかしてるのでココで挽回します! 必ず優勝し、フライ級最強の称号を手に入れて修斗へ凱旋するので、皆さんよろしくお願いします」とのコメントを発表している。
対する島袋は、長年フライ級戦線で活躍し、15勝17敗6分。2020年8月に松丸息吹、2021年12月に力也にそれぞれ判定勝ちと2連勝をマークも、5月大会で伊澤星花の弟の風我に判定負けを喫しており、こちらも再起戦となる。年齢差16歳差。
1R、ともにオーソドックス構えから。伝統派空手出身の島袋は飛び込んでの左ミドルを2度当てる。中央を取る宇田に二段蹴りの飛びこみも。ダブルレッグからシングルレッグを片足で凌ぐ宇田。右腕で首を抱える宇田は、それを外すと、ダブルレッグに移行する島袋に、右ヒジ! 島袋のヒザががくりと落ちると、右ヒジを高速連打! 島袋の動きが止まり、レフェリーが間に入った。
ケージの中で宇田は、「DEEPファンの皆さん、修斗から来ました宇田悠斗です。あまり面白くなかったと思いますけど、初めてのDEEPで少し緊張しました。次は万全の状態で仕上げてくるので、DEEPファンの皆さんも、必ず優勝するので応援よろしくお願いします」と不敵な笑みで語った。