キックボクシング
レポート

【NO KICK NO LIFE】海人の猛攻で引退試合の緑川創が壮絶に散る、勝次vs高橋はドロー、トーナメントはHIROYUKI・花岡竜・山田航暉・麗也が1回戦突破、喜入衆は引退試合で健太に惜敗

2023/02/11 16:02

▼第3試合 喜入衆引退試合 ウェルター級 3分3R
○健太(E.S.G/元WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者)
判定2-0 ※30-28、29-29、29-28
×喜入 衆(NEXT LEVEL渋谷/元J-NETWORKスーパーライト級王者、元ムエタイオープン&LPNJウェルター級王者)


 喜入は2001年2月26日にプロデビューし、ホームリングであるJ-NETWORKをはじめ様々な大会に出場。戦績は72戦29勝(5KO)38敗5分。


 最後の相手を務めるのは、こちらも戦績100戦超えのベテラン、元WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者・健太(E.S.G)。両者は2012年6月に一度対戦しており、前回は、健太がTKO勝ちを収めている。最後のリングでリベンジを果たし、有終の美を飾れるか。


 1R、フック&ローの喜入に健太はいつも以上にジャブを多用。そのジャブをしっかり当てて、喜入がローを蹴ってくると右ストレートからコンビネーションパンチにつなぐ。健太のパンチを被弾する場面が目立つ喜入も右のオーバーハンド、右ローで反撃。


 2R、右ローを蹴り合う両者。健太はさらにジャブを突き、命中させると連打へつなげていく。前に出る健太にパンチを当てられる喜入だが左右ローを返していく。喜入が左ボディを打つと健太もすかさず左ボディを返した。パンチの健太とローの喜入。


 3R、左右フックとローで前へ出る喜入。健太もワンツー・右ローで迎え撃つ。前へ出て攻めていくのは喜入で飛びヒザやスーパーマンパンチも繰り出す。よく動き喜入に健太もワンツー、ローをしっかり当てていった。


 最後は完全燃焼の戦いぶりを見せた喜入だったが、判定は3-0で健太が勝利。健太は喜入に花束を贈った。


 その後、引退セレモニーが行われ、喜入は「なかなか上手くいかないことが多かった現役生活ですが、皆さんの応援のおかげで自分なりに楽しく過ごすことが出来ました。たくさんのことが詰まった現役生活でした。22年間、ありがとうございました」と挨拶。10カウントゴングを聞いて現役生活に別れを告げた。

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