▼セミファイナル 62.5kg契約 3分5R
△勝次(藤本ジム/WKBA世界スーパーライト級王者、元新日本ライト級王者)
ドロー 判定1-1 ※49-48、48-49、48-48
△髙橋聖人(真門ジム/NKBライト級2位、元NKBフェザー級王者)
勝次は2003年にプロデビューし、2015年にキャリア12年目にして新日本キックボクシング協会の日本ライト級王座に就いた。2017年にKNOCK OUT初代ライト級トーナメントへ参戦すると、1回戦の不可思戦、準決勝の前口太尊戦といずれも倒し倒されの大激闘を演じて一気に名を挙げ、決勝では森井洋介に敗れるも大きなインパクトを残した。2019年10月には悲願であったWKBA世界王座をTKO勝ちで獲得。2022年5月の『NO KICK NO LIFE』で橋本悟にTKO勝ちも、7月に羅向に初回KO負けを喫した。戦績は43勝(18KO)17敗7分。
高橋は2018年6月にNKBフェザー級王座を奪取。現在はライト級に階級を上げている。RIZIN、KNOCK OUTなど様々な団体に出場し、2022年は1月のNKNLでドロー。今回は約1年1カ月ぶりの試合となる。戦績は18勝(5KO)3敗3分。
1R、まずは右ローの蹴り合いからスタート。勝次がワンツーで前へ出ると高橋は左フックを合わせる。左インローも蹴っていく高橋はローを多く放って勝次にパンチを打つ間を与えない。残り50秒を切ったところで勝次が強引に突進してパンチを連打すると高橋はヒジで応戦。勝次の左右フックがヒットする。
2R、前に出る勝次に高橋は左ローと右ミドルを蹴り、特に前足への右ローを多用。高橋は左の三日月を突き刺し、さらに右カーフ。勝次はジャブを突くがなかなかパンチの距離に入れない様子。攻めあぐねる勝次を高橋の右ミドルハイが襲う。
3Rも左の三日月を蹴る高橋に、勝次はジャブで近付こうとするもパンチの射程距離内に入れない展開。勝次の左ボディに高橋は右ハイを返す。そしてジャブと右ローで攻撃しては離れる高橋。勝次はスーパーマンパンチから一気に距離を詰めて連打を見舞っていき、高橋にロープを背負わせるがすぐにゴング。
4R、勝次は高橋の蹴り足をキャッチしてのパンチ、さらに前へ出て右を打っていく。高橋は下がりながらの左フックと右カーフ、勝次は蹴られても前へ出るが、右カーフに身体が流れる。ジャンプして飛び込んでの右ヒジを打つ勝次だが、ヒットは奪えず。高橋はジャブを突いて完全にアウトボクシングだ。勝次のパンチが空を切る。それでも前へ出てパンチ、ヒジを繰り出して攻撃の姿勢を見せる勝次。
5R、一気に距離を詰めて打ち合いに持ち込む勝次。高橋はガードを固めてこれに耐える。勝次の左ボディ、ガードの上からのヒジと攻撃が続き、高橋も右ヒジで応戦するが勝次の手数に押される。勝次は左ボディ、右フック、ワンツーに右アッパー。高橋はほぼ防戦一方となり、右ヒジを思い切り振るが空振り。ワンツーと左右のヒジで前に出る勝次を高橋は右カーフで転倒させる。