▼第9試合 メインイベント ジャパンキック ウェルター級王座決定戦 3分5R
〇ダイチ(ジャパンキック ウェルター級2位/誠真ジム)
KO 1R 2分53秒 ※右ストレート
×正哉(同級3位/誠真ジム)
※ダイチが新王座に就く。
ジャパンキックのウェルター級王座決定戦は同門対決で行われることに。両者は9月大会で行われたトーナメント1回戦を勝ち上がっての対戦となる。
ダイチはジャブと左ミドルを主体とした粘り強いファイトが身上、正哉も同門だけあってジャブ&左ミドルで、前手のパンチを多用。正哉の方がよりステップを使って回り込むタイプ。
1R、両者慎重な出足だったが、正哉が左フックからの右ストレートをヒットさせて一気に前へ出る。ここは下がって回復を待ったダイチが、1R残り10秒、飛び込むような右ストレートを豪快にヒットさせてダウンを奪う。
吹っ飛んだ正哉は立ち上がろうとするも身体が言うことをきかず、ダイチの初回KO勝ちとなった。
ダイチはマイクを持つと「ここに来るまでに10年かかりました。何回も辞めようと思いましたし、一度引退もしましたけれど諦めきれずにようやくつかむことが出来ました。ありがとうございます。会長、10年ありがとうございます」と言うと、たくさんの人たちへお礼の言葉。
「正哉は絶対に王者になる男なのでみなさん覚えてください」と、同門の正哉についても話すと、「あと子供4人面倒見ながら支えてくれてます。ありがとう」と妻へのお礼を言って一緒に記念撮影に収まった。ダイチは大会MVPの『武田幸三賞』にも輝いた。