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【RISE】熱闘6Rでチャンヒョン・リーが常陸飛雄馬を振り切る、大﨑一貴が鮮やかKOで世界タイトル戦アピール、田丸辰もタイ人に勝利

2023/01/28 19:01

▼第6試合 ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R
〇宮城寛克(赤雲会/同級11位、元TENKAICHIウェルター級&ミドル級王者)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×蛇鬼将矢(チーム天野鰹節店/元NKBウェルター級王者)
※本戦の判定は29-30、29-28、29-29。


 宮城は琉球空手をバックボーンに持ち、沖縄TENKAICHIのウェルター級とミドル級で二階級制覇を達成。2020年7月に中村寛を判定で下し一気に名を挙げた。2022年3月には元ミドル級王者の森田崇文に判定負けを喫したものの、7月には地元・沖縄で開催された『RIZIN.36』に参戦してKNOCK OUTを主戦場として活躍中の吉野友規と対戦。1Rにダウンを奪い判定勝利を収めている。戦績は10勝(4KO)9敗2分。


 対する蛇鬼は地下格闘技出身で、2020年10月にNKBウェルター級王座を戴冠。2021年11月にRISE初参戦を果たし、現RISEウェルター級王者の中野椋太に2R KO負けを喫したが、2022年3月に行われた『RIZIN.34』ではこうたとダウン応酬の末にKO勝利を挙げた。8月の大阪大会ではオープンフィンガーグローブマッチで萩本将次と三者三様のドローという結果に終わっている。戦績は11勝(5KO)8敗2分。


 1R、両者とも待ちの姿勢で手数は少ない。終盤は両者パンチを繰り出し、蛇鬼がガードを固める宮城に連打を見舞った。


 2Rは宮城が左ミドル、右ボディストレートと前へ出て攻めの姿勢。蛇鬼は細かくパンチを打って宮城のガードを固めさせるが、有効打は奪えない。宮城は右フックをヒットさせていき、蛇鬼は手を出すもヒットを奪えない。


 3R、右ローを蹴る宮城に蛇鬼はパンチを叩きつけるが宮城はガッチリとガード。そのまま押していくとコーナーで右フック。右カーフを蹴り合い、蛇鬼はパンチのコンビネーション、宮城は左ミドルを蹴る。終盤、宮城はヒザを突き上げ、左ミドルも蹴る。蛇鬼はパンチを繰り出すも宮城のガードは最後まで固かった。


 延長R、蛇鬼は手数を出して前に出る。宮城はヒザで対抗。左右フックからの左ボディは宮城。右ストレートを宮城が打てば、蛇鬼が打ち返す。宮城が左右フックから右ロー、このラウンドは宮城が手数で上回ったか。判定3-0で宮城が蛇鬼を振り切った。

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