▼第7試合 Super Fight! ?53kg契約 3分3R延長1R
〇田丸 辰(TRY HARD GYM/RISEフライ級王者、初代RISEスーパーフライ級王者)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-28
×クンスックノーイ・ブームデックシーン(タイ/Boomdeksean/Chomrom muayesan 112ポンド王者)
田丸はジュニアキックボクシング出身で、卓越したボクシング技術とディフェンス能力でプロデビュー後は10戦全勝(2KO)と無敗の快進撃を続けてきたが、2019年9月にRISEバンタム級王者・鈴木真彦とRISE王者対決を行い延長戦の末に初黒星を喫した。2020年9月の2度目の防衛戦で大崎に敗れて王座を失い、2021年7月の「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」でも1回戦で政所仁に敗れて連敗。しかし、階級を下げて臨んだ「初代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定トーナメント」で優勝し、二階級制覇を達成した。戦績は12勝(2KO)3敗1無効試合。
クンスックノーイはChomrom muayesan 112ポンド王者。双子の兄弟のクンスックレックと共に注目されているファイターで、地方のタイトルを多数獲得。今後ラジャダムナン、ルンピニーの2大スタジアムのタイトルを狙っていく存在だという。
1R、サウスポーの田丸に右ミドルを蹴っていくクンスックノーイ。田丸はそのミドルに左ストレート、右ボディを打ち返す。右ミドルを蹴られても受けっぱなしにならず、パンチを2~3発返す田丸。さらに左の三日月蹴り。クンスックノーイは田丸のパンチを浴びながらも右ミドルを蹴りまくる。
2R、田丸は「蹴ってこい」と笑顔でゼスチャー。ロープを背負った クンスックノーイはヒザも蹴る。クンスックノーイがミドルを蹴ると必ずパンチかインローを返す田丸。左ストレートが強烈にヒットし始め、クンスックノーイの頭が揺らぐ。右ミドルを蹴ってこいと自分の左腕を叩く田丸にクンスックノーイはサウスポーになって左ミドルを蹴る。田丸のパンチがヒットする場面が目立った。
3R、ローの蹴り合いから左フックをヒットさせるのは田丸。左ボディから右フックの田丸にクンスックノーイはヒザ。上手く右ヒザを突き刺すクンスックノーイだが、田丸は左ボディで応戦。クンスックノーイは下がりながらも右ミドルを蹴り、ヒザも突き刺す。田丸は前へ出て攻めの姿勢も見せるがパンチは空振りが多い。
判定は2-0で田丸が勝利。クンスックノーイも首相撲に行くことなくRISEルールに適した戦い方を見せて健闘した。
田丸はマイクを持つと「僕は今年スーパースターになりたいです。今まで十代の頃に天心二世とかちやほやされて、それからいろいろな経験をしてきましたが、もっと上に行けるし活躍できると思っています。今年もっとハイペースで試合がしたいので3月の有明よろしくお願いします。まず有名になるためには数字も大事なのでインスタのフォローお願いします」と、今年を飛躍の年にしたいと語った。