▼セミファイナル(第8試合)SuperFight! スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
〇大﨑一貴(OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ級王者)
KO 2R 2分20秒 ※3ノックダウン
×ムァンコーン・ブームデックシーン(タイ/Boomdeksean/Chomrom muayesan 108ポンド王者)
大﨑はタイ・ルンピニースタジアムで8連続KO勝利を飾り、同スタジアム王座に挑戦したこともある。2018年には「KING OF KNOCK OUT初代フライ級(51kg)王座決定トーナメント」で準優勝。RISEには2020年2月に初参戦し、9月に田丸辰を破ってスーパーフライ級王座を奪取。2022年10月に「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」優勝者・風音に判定勝ちして53kg最強を証明した。戦績は37勝(18KO)5敗2分1無効試合。
対するムァンコーンはChomrom muayesan 108ポンド王者の肩書きを持ち、フックとローでガンガン前に出る攻撃的なムエタイスタイルが特徴。ロッタンを彷彿とさせ、日本の格闘技界でも評価されるであろうムエタイファイターだという。
1R、前に出る大﨑にムァンコーンは積極的にパンチを繰り出してローに繋ぐ。大﨑はガードをガッチリと固め、相手のガードの隙間に左右フック、左アッパーを打ち込む。強い右ローもフォロー。ムァンコーンも右の強打を返すが、大﨑の右ローでムァンコーンが転倒。ここから大﨑が右ローを狙い撃ちにし、ラウンド終了間際に右ローでダウンを奪う。
2R、ムァンコーンはローを蹴られないように距離を詰め、左右ボディを打つ。さらに左右ロー。大﨑もショートの距離でパンチを返し、左右ボディとヒザ。左ボディを何度も打ち込みダウンを奪う。大﨑は後ろ蹴りから足払いでコカすと、左フック、左ボディ、右ロー、ヒザと畳みかけ、右フックでダウンを追加。パンチの連打でコーナーへ追い込み、ムァンコーンが防戦一方となったところでレフェリーが試合をストップした。
大﨑はマイクを持つと「2023年一発目からいい勝ち方が出来て今年1年も全勝で行こうと思っています。次、今回KOできたので3月、志朗選手がタイ人とタイトルマッチやるんですけれど、僕もそれを目指してやっているし、倒せるところを見せられたので3月タイトルマッチ、伊藤代表お願いします。今日みたいな勝ち方をどんどんしていこうと思っています」と、3月のビッグマッチでの世界タイトル戦をアピールした。
大﨑の試合後コメント
「とりあえず凄く強い相手でしたがKOで勝ててほっとしています。事前に情報があったようにパンチとローが重い選手でしたが、僕が冷静だったので攻撃が見えていたのでそんなにダメージなく試合を進められたので自分の攻撃が出しやすかった。最初ローを蹴った時は分からなかったんですけれどセコンドがローが効いたと言ってくれたのでローを増やしていった。1Rにダウンをとったので好きなようにやっていいよってことで、右フックを身体の位置を変えながら意識して2Rは倒そうと思ってやりました。パンチ、ローが強い選手で一発もらったら危なかったのでそこは最後まで落ち着いて試合を進められました。1Rでダウンをとれたので勝てると思いました。ここでしっかりKOでいい勝ち方を見せることが出来たので、ダメージもないので3月に世界戦を組んで欲しい。お願いしたいですね。次にでもやらせて欲しいです」