▼第5試合 ムエタイ バンタム級 3分3R
〇ポンシリ・PK・センチャイ(タイ)
[判定3-0]
×フェルザン・チチェキ
ポンシリはムエタイバンタム級でチチェキと対戦。ポンシリはWPMF世界ウェルター級王座、ルンピニースタジアム認定ウェルター級王座など4度ムエタイ世界王者に輝いた実績がある。2019年2月にシュートボクシングに初来日し、海人とフルラウンドの戦いを演じて判定で敗れた。2020年2月、ジャマール・ユスポフの欠場で試合2日前のオファーを受けてONEに初参戦。ペットモラコットとONEムエタイ世界フェザー級王座を争ったが判定で敗れた。その後、ショーン・クランシーには勝利するもソルグロー・ペッティンディー、アラバディ・ラマザノフには敗れてONEでは1勝3敗。前戦もイタリアで敗れており、背水の陣で今回の試合に臨む。
1R、左右フックでラッシュを懸けていくチチェキにポンシリは棒立ちとなるがパンチで応戦。しかし、身体が左右に揺れ動く。チチェキは右アッパー、組み付いたポンシリはヒジ。ポンシリはガードを固めて前に出ると右ロー、ヒジ、首相撲からのヒザで反撃に転じる。左右アッパーを打つチチェキにポンシリは右フック。どんどん前へ出るポンシリは組んでのヒザで完全にペースを取り戻す。さらにヒジだ。
2Rも前に出るポンシリは右ミドルから右フック。右ヒジも打ち込む。チチェキはジャブをお打つが、ポンシリの圧力に下がり続けてバテ気味。ポンシリは攻撃の手を休めず、右ボディを打つとヒジ、左ミドル。チチェキもパンチを出すがもはや力がない。ポンシリはカモンゼスチャーをしながら前へ出てヒザ蹴りの連打、さらにヒジ。場内は大歓声に。
3Rも左ミドルを蹴って前へ出るポンシリにチチェキは右ローを蹴り返すが、圧を受けて下がり続ける。左フックをもらっても前へ出て左右フックを打ち返し、さらにジャンプしてのヒジを繰り出すポンシリ。カモンゼスチャーに場内が沸く。前に出るポンシリをワンツーで迎え撃つチチェキだが、すぐに捕まってヒザをもらって下がる。チチェキは左フックを思い切り振るが、ポンシリはお構いなしに前へ出て左右フック、ヒジ、組んでのヒザ。最後までポンシリが前へ出続けて試合終了となり、1Rは危ない場面もあったポンシリが判定勝ちした。