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レポート

【Krush】“勝利至上主義”大沢文也がらしい勝ちっぷりで初防衛、スーパー・ライト級王座決定トーナメントは寺島輝、小嶋瑠久、塚本拓真、稲垣柊が勝ち抜き

2023/01/21 18:01

▼第7試合 第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(2)3分3R延長1R
〇小嶋瑠久(ARROWS GYM)
判定 ※30-27×2、30-26
×松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)
※小嶋が準決勝へ進出。


 小嶋はフルコンタクト空手出身で、K-1甲子園2017 -65kg準優勝を経て2017年5月のKHAOSでプロデビュー。加藤虎於奈、平山迅、堀井翼らに勝利を収めるも、近藤魁成、山崎秀晃、不可思ら上位陣には阻まれている。2021年9月の「第2代K-1ウェルター級王座決定トーナメント」では1回戦で寧仁太・アリに判定負け。前戦は2022年9月に林健太にKO負けを喫した。戦績は8勝(4KO)7敗。


 松本は東京大学を卒業して厚生労働省に入省した“戦う官僚”。2015年2月からKrushに参戦し、2019年9月まで6戦負けなしだったが、2020年10月に鈴木勇人にKO負け。2021年7月には寺島輝にも判定負けで連敗を喫したが、2022年2月の斉藤雄太戦で勝利した。戦績は8勝4敗1分。


 1R、互いにジャブ。小嶋は左ボディ、松本は前蹴りも。松本の一発の攻撃に対して3発返す回転力を活かす小嶋。左右フックと左ボディのコンビネーションが次々と決まる。松本もガードの低い小嶋にワンツー。小嶋の右ハイキックで場内にどよめきが起こる。


 2Rも小嶋はパンチのコンビネーションを回転させて左ボディを打っていく。松本はが^度を固めて右を打ち返すが、手数は小嶋の方が圧倒的に上。細かいヒットも小嶋が奪う。左右ボディからの左右フック連打、その右フックでダウンを奪った小嶋。さらに連打をまとめるが松本は耐える。


 3Rが始まると同時に小嶋が左右フックの連打。松本はガードを固めて右ローを蹴る。小嶋の強烈な左ボディ、右フックをもらってもワンツーを打ち返す松本だが、すぐにガードを固めて防戦一方に。小嶋も打ち疲れが見え始め、松本はヒザで反撃。小嶋も左フックを打つ。


 判定は3-0で小嶋が準決勝へ進出。亡き弟の遺影を持って記念撮影に収まった。

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