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レポート

【修斗】元GRACHAN王者・山本琢也が世界2位の山本健斗デリカットをTKO! オリベイラが加藤をパウンドアウト、齋藤が野尻をKO、渡辺彩華が黒部三奈をKO! エフェヴィガ、CHAN-龍が鮮烈勝利

2023/01/15 17:01

▼セミファイナル 第8試合 63kg契約 5分3R
×加藤ケンジ(日本/K.O.SHOOTO GYM)
[2R 4分37秒 TKO]※左フック→パウンド

〇ロイベ・デ・オリベイラ・ネイト(ブラジル/EVOLUCAO THAI)

 聖地・後楽園ホールに久々にブラジリアンファイターが来日。“遠州の用心棒”加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM)が、RIZINで活躍するルイス・グスタボのチームメイトのロイベ・デ・オリベイラ・ネト(EVOLUCAO THAI)を迎え撃つ。

 MMA5勝3敗のロイベはブラジル・パラナ州クリチーバの出身で、ヴァンダレイ・シウバの出現で格闘技界を席巻したシュートボクセの流れを汲む荒々しい打撃中心のファイトスタイル。

 MMA14勝9敗の加藤もパンチ主体で試合を組み立てるため、試合はスイングすること間違いないだろう。加藤は12月11日の大阪大会が、奇天烈の怪我で試合が流れており、鬱憤を晴らすか。

 思い切りのいい右ストレートのなかに、様々なパターンで繰り出されるロイべのヒザ蹴りが加藤のアゴを貫くか? 2023年の開幕戦に相応しい国際戦が組まれた。

1R、サウスポーの加藤がケージ中央を取る、オーソドックスのオリベイラは時折スイッチを見せつつジャブで距離を測る。走りながらパンチを連打するオリベイラ。加藤は下がってかわす。しかしオリベイラは近い距離からワンツー、さらにヒザから右を当てる。オリベイラのローがローブローとなり中断。再開後、加藤は前手で距離を測りつつ左ミドルを当てる。今度は加藤の蹴りがローブローとなり中断。すぐに再開となると加藤はオーバーハンドの左、さらにボディ。じりじり詰めるオリベイラは左を着いてから右ストレートを振ってくるが加藤はよく見てかわす。

 2R、左を振ってから組み付いたオリベイラだがすぐに離れる。ワンツーを振って前へ来るオリベイラだが加藤は見切ったか頭を振ってかわしていく。左のハイ、ミドルを当てる加藤はオリベイラの突進をサークリングでさばきつつスイッチして左のジャブを突く。

 再びスイッチしサウスポーの戻った加藤は細かくフェイントをかけつつ左を狙う。しかし終盤、オリベイラは加藤をケージ際へ追い込むと飛び込んで左フック。テンプルを捉え加藤がダウンするとオリベイラは追って鉄槌。そのまま連打を続けると動きのない加藤を見てレフリーがストップし、初参戦のオリベイラがルイス・グスタボ譲りの剛腕を見せてTKO勝利を挙げた。

 今回、2回目の計量で63kgに落としたネイトは今後、フェザーかバンタムのどちらで戦うか。

 試合後、ネイトは「いつもPRDEを見ていたので日本で戦うことが夢でした、力を与えてくれた(ルイス)グスタボ、彼も次のRIZINチャンピオンです。仲間に感謝します。修斗でチャンピオンになりたい。全試合KOしますので」と語り、陣営が「知っている人もいると思いますが、自分のお金を使いました。チャンスをお願いします」と追加で語った。

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