▼第5試合 2022年度新人王決定トーナメント フライ級決勝戦 5分2R(延長1R)
×須藤晃大(EXFIGHT)
[判定0-3] ※18-20×3
〇片山将宏(TRIBE TOKYO MMA)
フライ級で、片山将宏(TRIBE TOKYO M.M.A)と須藤晃大(MMA Rangers Gym)が対戦。山口県周南市出身でTRIBE所属の片山は、プロ修斗で4戦無敗。齋藤奨司、山口峻、寺嶋直人、青井心ニをいずれも判定ながらユナニマスで下している。
EXFIGHTでも経験を積んだ須藤は、プロ修斗では2022年5月に大竹陽にKO負けを喫したが、9月に大谷あっくんボンバーに2R リアネイキドチョークで一本勝ち。11月には打威致に判定勝ちしている。
1R、オーソドックスの須藤にサウスポーは片山。低いタックルを見せる片山を須藤は速いバックステップで触らせない。そして再び片山の低空タックルをかわし、須藤がバックに回る。4の字クラッチを組んでコントロールする須藤だが片山は動いて向き直りトップを取り返す。ハーフガードの片山はしっかり固めつつコツコツパウンドを落とす。須藤はガードに戻すがブリッジで脱出を試みたところで片山がバックを奪取。バックチョークを狙うが、須藤は喉元へ腕を入れられながらあと一歩のところでクラッチを組ませず耐えてゴングを迎えた。
2R、開始とすぐに走ってタックルは片山。だが須藤は1Rと同じようにいなしてバックを取る。しかし片山はうまく向き直りまたもトップに。インサイドガードからしっかり両脇を差して須藤の上体を固め、足を一本またいでパスを狙う。須藤はまたがれるたびに足を利かせてガードに戻すが、片山はパスとパウンドで間断なくアタックし続ける。終盤、須藤が突き放して下から脱出するとタックルでケージ際へ押し込み片山へ尻餅を着かせる。さらにバックへと回るがまたも片山は向き直る。立ち上がろうとする須藤のバックへ付いて片山はパウンド。最後まで立たせず試合を終えた。判定は3-0で片山。片山がデビューから5勝無敗で新人王を勝ち獲った。