ピットブルとは次はタイトルを賭けてやることになる
対抗戦のRIZIN副将と大将として、ともに重責を担い戦ったボンサイ柔術のホベルト・サトシ・ソウザについて、試合後に何を話したのか、と問われたクレベルは、表情を歪ませた。
「サトシと自分は一緒に勝ってきて、一緒に負けました……これを受け入れることはとても難しいです」と涙を流すと、「私はまだ彼としっかり話が出来ていません。私も試合後は少しの間、一人でいました。皆、気を遣って話しかけて来ないですから。サトシとは試合について、少しだけ話をしました。そして、私たちは約束しました。“必ずもっとたくさん練習して強くなる”と」と、盟友と再起を約束したことを明かした。
「立ち上がって、さらに強くなって、RIZIN王者として長い期間、防衛していけると知っています。そして、ピットブルは私との再戦を希望していました。彼とは次はタイトルを賭けてやることになるでしょう。私は間違いなく、自分の持つ最大限の力を出し、このベルトを守ります」。
そう力強く語る“柔術の鬼神”は、タフな試合を越え、MMAファイターとしてさらなる進化を止めない。
YouTubeでは、対抗戦のそのほかの試合や、日本代表として臨んだ想い、試合前に三崎和雄と語った侍としての戦いなど、異例の28分にわたる動画で語っており、必見の内容だ。