▼DEEP JEWELS フライ級 5分2R
〇栗山 葵(SMOKER GYM)56.65kg
[判定3-0] ※20-18×2, 20-17
×藤田翔子(リバーサルジム新宿 Me,We)57.15kg
フライ級戦。MMA3勝4敗1分の栗山は、DEEP JEWELSで杉山しずか、加賀谷花野、ケイト・ロータス相手に3連敗。続く2022年7月のPANCRASEでは、NORIから連続ダウンを奪うも、後半の組みに巻き返されてドロー。9月10日の前戦でAACCのTe-aに左の打撃とがぶりヒザ、トップからの攻撃で上回り、判定勝ち。
対する藤田はプロMMA2勝2敗。極真全日本女子軽量級2位の実績からアマチュアでキックルール1試合を含む6戦を経験。藤田大和とともに姉弟MMAファイターとして活躍し、2021年12月には、柔道出身のグラップラーゆりなを相手に判定勝ち。
2022年3月のDEEP JEWELSフライ級GP一回戦では、中井りんにローを当てるなど打撃で立ち会ったが、中井にテイクダウンされ、2RにパウンドでTKO負け。しかし、序盤のテイクダウンを切り、ケージレスリングで挑むなど、組みも進化したストライカーとして頭角を現しつつある。
サウスポー構えの栗山は左の強打、オーソドックス構えの藤田は蹴りも武器とするなか、ケージレスリングで攻勢に立つのはどちらか。
藤田翔子
「ストライカー対決ということでとても楽しみにしています。私たちが一番盛り上げる試合をしましょう」
栗山 葵
「私も同じことを考えていたので、お願いします」
1R、オーソの藤田に対し、サウスポー構えの栗山。藤田はローから右前蹴りで牽制。その右ローに左ボディストレートで尻餅を着かせる栗山。すぐに立ち上がる藤田の入りに左を狙う。右の蹴りから右上段の蹴りは藤田。さらに右ミドル。
栗山も左ローを返すと、得意の左の連打で前に! 金網背にして突き放す藤田は右下段蹴り! 右ストレートを当てて前に! 蹴り返しでも最後は藤田のターンだが、栗山の左を被弾し、左目横から出血。
2R、左を振る栗山に右ミドルを腹に突く藤田。栗山も左ストレートを突くと左インローも、その後の藤田の入りに頭が当たる。右ジャブを突く栗山に、ローは藤田。
藤田から圧力をかけて前蹴りで牽制。栗山も左インローを返す。左インローから互いの左と右が交錯! 藤田はミドルから前進し、蹴りを混ざて前に。さらに右ミドルハイ。ブロッキングの栗山は右回りからワンツーの左をヒット!
判定は3-0(20-18×2, 20-17)で左を当てた栗山がストライカー対決を制した。