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【ONE】秋元皓貴が王座陥落、ペッタノンに判定負け。青木真也がイザガクマエフに1R TKO負け、岡見勇信がンサンにTKO負け、キャッチウェイト戦の若松佑弥がTKO負け。クリークリャがヘビー級GP優勝

2022/11/19 20:11

▼フライ級(※61.2kg)→139ポンド契約 5分3R
×若松佑弥(日本)
[1R 2分46秒 TKO] ※パウンド

〇ウ・ソンフン(韓国)

 若松は、5連勝後に2022年3月の『ONE X』で当時のONE世界フライ級王者アドリアーノ・モラエス(ブラジル)に挑戦。モラエスのテイクダウン、バックからも正対し、逆にテイクダウンを再三奪うも、3Rにギロチンチョークを極められ、一本負けで王座戴冠ならなかった。

 進化を見せながらも世界の頂点にあと1歩届かなかった15勝5敗の若松の再起戦の相手は当初、9月29日に中国のシェ・ウェイに決定していたが、シェが怪我で欠場。ワン・シュオに対戦相手が変更されたが、そのワンが最終計量62.82kgで1.62kgの体重超過で試合は中止となっている。

 仕切り直しの8カ月ぶりの試合は、ONEで中国勢とともに進境著しい韓国から、オク・レユン、ハム・ソヒ、クォン・ウォンイル、キム・ジェウンに続くウ・ソンフンが若松の対戦相手となった。

 ソンフンは、2016年にWLFでプロデビュー後、2017年から8連勝。日本のWARDOGにも参戦し、オーソドックス構えからの左右の強い蹴り、下がりながらの左ジャブでダウンを奪いパウンドアウトしている。

 また、2022年2月のヨッカイカー・フェアテックス戦では、ヨッカイカーの左ローからのダーティーボクシングの左アッパーに、頭を下げて右を強振。わずか18秒、でKO勝ちし5万ドルのボーナスを獲得した。

 一方で、2022年4月のウィンドソン・ハモス戦では、ソンフンの打撃に退かないハモスが組みで勝負。ソンフンもバックを譲っても絞めを防御、後半はテイクダウンも防いだが判定負けを喫している。自身初の連敗は何としても避けたいところだ。

 そのソンフンとの試合に向け、若松はシンガポール入り後、初回の計量で規定体重は作ったものの、ハイドレーションテストをクリアできず、頭髪を丸坊主にしてフェイスオフに臨んでいる。最終的に水分を補給し、139ポンド(63.04kg/ハイドレーションテスト1.0023)で体重超過。韓国のウ・ソンフン(134.25ポンド/60.89kg/1.0074)に賞金の40%を渡し、139ポンドのキャッチウェイトで対戦が決まっている。

 1R、先に右ミドルハイから入る若松。ソンフンはサウスポー構えを見せる。右ストレートを突く若松は右ハイも。ブロックするソンフンも圧力をかけるが、若松の左フックを浴びて、片ヒザを落とす。

 オーソドックス構えに戻すソンフンだが、スイッチを繰り返し、サウスポー構えから左ストレートを当てると、若松は後退。さらに左右を当てて若松を追うと、若松の左の首相撲に左右を当ててはがすと、回る若松。

 追うソンフンは組みに来た若松に左ヒザ! カウンターでもらい下になった若松にマウントを奪ったソンフンはパウンド連打! レフェリーが間に入った。計量から本調子ではなかったか。ランカーの若松はONE1勝1敗のソンフンにまさかの敗戦を喫した。

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