▼フライ級 ムエタイ 3分3R
×アミール・ナセリ(イラン/マレーシア)134.25, 1.0207
[判定0-3]
〇内藤大樹(日本)134.50, 1.0103
ナセリはイランで生まれ、8歳でマレーシアに移住。14歳でキックボクシングを始めるとその後タイに渡り、ムエタイを学ぶと2019年にキングスカップトーナメントで優勝、非タイ人として2人目(3人目とも言われる)のオムノーイスタジアム王者となった。2018年7月には近代ムエタイの帝王セーンチャイとも対戦している。「ONEフライ級(61.2kg)ムエタイワールドGP」準々決勝ではサバス・マイケルに判定負けしており、同じく今回が再起戦となる。
内藤は、2019年にONEスーパーシリーズに参戦し3連勝。その後、元ONEフライ級ムエタイ世界王者のジョナサン・ハガティーに判定負けも、2021年6月の『ONE: FULL BLAST 2』でのキックボクシングルールでワン・ウェンフェンに判定3-0で勝利し、再起した。2021年9月には強豪ペッダム相手に1Rにフラッシュダウンを喫しながらも、中盤からカーフキックを効かせてスプリット判定勝利。しかし、2022年5月の「ONEムエタイ フライ級(61.2kg)ワールドGP」準々決勝にて、スーパーレックに判定負けした。今回が再起戦。
1R、内藤はアップライド気味に構えて左右のロー&左ミドル。ナセリは前足を上げ下げしてフェイントを入れながら踏み込んでの右を繰り出す。それをしっかり見てかわす内藤。徹底的にローを蹴る内藤は終盤、右ハイを浅くヒットさせる。
2R、ナセリの蹴り足をキャッチして右ローで転倒させる内藤。前足を左右で蹴り、ナセリがパンチで来るとロー、攻撃をかわしてローと徹底的にローを狙い撃ち。さらに蹴り足をキャッチして転倒させる。ナセリの飛び込んでの右は空を切り続ける。内藤は相手の攻撃をもらわず、自分の蹴りを当てるというこれまでよりもムエタイに寄せた戦い方。
3R、左足を効かされたかナセリは時折スイッチする。さらにローを外側・内側と蹴っていく内藤にナセリは前に出て当たらずもパンチを繰り出す。内藤の左インローに大きくバランスを崩すナセリ。どんどん前へ出ていくナセリだが、そこへバックステップで攻撃をかわす内藤がロー、左ミドルを合わせて行く。前へ出るナセリには地元の大声援。内藤はナセリのフックをほぼかわす。
完全に相手をコントロールしてのアウトボクシングで勝利をつかんだ内藤は、「もう少しパンチでアグレッシブというか倒しに行きたかったんですけれど、今回は出来なかったのでまた次回に出来るようにしたいと思います。思ったよりもナセリ選手のプレッシャーが強くて、変に付き合うと良くないと思ってプランを変更してカウンター狙いになってしまいましたね。誰が来ても自分は王者になるために1勝1勝コツコツ勝ち続けていきます。キックボクシングの方もランキング入っていますし、王者が全然防衛戦をやっていないのでそこも狙っていきたいと思います」と、ムエタイとキックボクシング両方で王座を狙いたいと勝利者インタビューに答えた。
Amir Naseri spins INTO the head kick! 🌪️
— ONE Championship (@ONEChampionship) October 22, 2022
⁰#ONEonPrimeVideo3 #ONEChampionship
🇺🇸🇨🇦 Watch live on @primevideo 👉 https://t.co/6dyfTyXq9f
🌍 Watch live 👉 https://t.co/8MeKhRMtjy pic.twitter.com/dczymcj5oD