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【ONE】タワンチャイがペットモラコットを破り王座奪取、ヘビー級ワールドGPはクリークリャとアジスプールが決勝進出、MMAライト級でイサガクマエフが連勝、女子アトム級テオがフォガットに一本勝ち、マレーロが極める

2022/09/29 19:09

▼ムエタイ・バンタム級 3分3R
〇アラバディ・ラマザノフ(ロシア)144.50 lbs, 1.0214
[判定
2-1]
×カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)144.75 lbs, 1.0214

 カピタンは2019年にルンピニースタジアム認定スーパーウェルター級王座になった他、2016年にWPMF世界同級王座、2020年にTrue4Uスーパーライト級王座などを獲得。2020年9月からONEに参戦すると、ペッタノンを右クロスで僅か6秒でKO。2021年1月に アラヴァディ・ラマザノフもローキック&右クロスで2RにTKOし、ONE王座を奪取した。9月にはメディ・ザトゥーを退けての初防衛にも成功したが、2022年3月の防衛戦で秋元皓貴に敗れて王座を失った。

 ラマザノフは水泳から13歳でムエタイに転向、18歳でプロデビューすると21歳でタイに移住した。ロシアムエタイ連盟で12度の優勝、国際アマチュアムエタイ連盟(IFMA)では欧州&世界王者となっている。MAX MUAYTHAIやSUPER MUAYTHAIを経て2018年10月よりONEに参戦。初戦でいきなりペットモラコットに判定勝ちし、アンドリュー・ミラーにはTKO勝ちと好調なスタートを切ったが、2018年11月にセーマペッチ、2019年2月にコンサックに連敗。2019年12月にはジャン・チェンロンに勝利して初代ONEバンタム級キックボクシング世界王座に就いたが、2021年1月の初防衛戦でカピタンにKO負けで奪われた。11月にポンシリをKOして再起を飾り、今回キャピタンとムエタイルールでの再戦を迎える。

 1R、ともにオーソドックス構え。右ローから入るカピタン。前足を蹴るとラマザノフは外受け。カピタンは左ローも前足に。さらに左ミドル。ラマザノフは長い右を狙う。圧力をかけるのはカピタン。右ローをヒット!

 さらに右ミドルも蹴り足を掴もうとするラマザノフは踏み込んで右ストレート! 右ローを手前に流してワンツーを突く。右バックフィストはラマザノフ。カピタンも右ストレートを突く。

 2R、圧力をかけるラマザノフ。カピタンの右ミドルに右ストレートを狙う。カピタンも右で押し戻し首相撲ヒザ。ブレーク。金網に詰めてボディストレートから右を突くラマザノフ。ヒジ、ヒザまで繋ぐ。

 カピタンも詰めるが蹴り足を取るラマザノフは詰めてボディストレート、右ヒザも。金網に詰めた近距離はラマザノフが制す。

 3R、右ミドルはカピタン。詰めたところに右アッパー、さらに蹴り足を掴んで右を突くラマザノフ。カピタンも前に。右ミドル。右ボディストレートで金網に詰め返し、互いに首相撲ヒザは五分。

 詰めるカピタンに下がるラマザノフも右ヒジ。右アッパーを当てるラマザノフに下がらないカピタンは詰めてヒザ。両手を挙げる両者。

 しかし、長いラマザノフの打ち下ろしの左にカピタンは右ヒザをがくりと落とす! ゴング。判定は2-1で蹴り足を掴んでの右、さらに最終回にニアダウンを奪ったラマザノフが勝利した。

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