▼キックボクシング・ヘビー級(120・2kg)ワールドGP準決勝 3分3R
〇イラジ・アジズプール(イラン)260.50 lbs, 1.0207
[判定3-0]
×ブルーノ・チャベス(ブラジル)261.00 lbs, 1.0027
※アジズプールが決勝へ進出。
アジズプールは2017年に国際アマチュアムエタイ連盟で銀メダルを獲得。同年にKunlun Fightのヘビー級トーナメントに出場して優勝し、2019年の同トーナメントでも準優勝。2021年10月からONEに参戦すると、アンデウソン・シウバに判定勝ち、イスマエル・ロントにKO勝ちして今回のワールドGP準決勝に臨む。戦績は57勝4敗。
チャベスはカポエイラ&柔術をバックボーンにバーリトゥードを戦っていた父を持ち、学生時代はバスケットボールをやっていたが父から柔術(黒帯)や打撃を学んでおり、ムエタイでプロデビュー。GLORYでは2018年10月にKO勝ちを収めている。キャッチコピーはなんと“モハメド・アリ”。ムエタイ戦績18勝1敗、キックボクシング戦績24勝(11KO)1敗1分、MMA戦績2勝2敗。
1R、アジズプールはジャブから左ハイ、チャベスは踏み込んでの右ローを蹴る。互いにインローを蹴り合い、慎重な出足。アジズプールの左フック、右フックは空を切る。チャベスの左インローがローブローとなり一時中断。再開すると互いにハイを蹴り合う。前へ詰めるのはアジズプールだが、チャベスは右ストレートで迎え撃つ。両者とも様子見のラウンドとなった。
2R、前へ出るアジズプールが右フックを放って行く。思い切りフルスイングするアジズプールだがチャベスはしっかりかわしてクリンチに持ち込む。攻撃を繰り出すアジズプールにチャベスはそれをかわしてクリンチを多用する。
3R、アジズプールは右ローを連発して右フックを振るがやはりアジズプールにかわされて組み付かれる。アジズプールがワンツーから左ハイ、右の三日月からバックハンドブロー。クリーンヒットは許さないチャベスだが、ほとんど攻撃が出ていない。チャベスがハイキックからの後ろ廻し蹴りを見せると、かわしたアジズプールは拍手する余裕。チャベスは最後にワンツーを繰り出したが、アジズプールがブロックして終了。