▼第11試合 DEEP フェザー級 5分2R
×TATSUMI(ネックス)66.10kg
[判定0-3] ※18-20×3
〇西谷大成(トライフォース赤坂)66.30kg
TATSUMI(巽大佑)は、プロMMA17勝8敗。アマチュアではルーキー時代の朝倉未来に腕十字で一本勝ちの戦績を持つ。今回は、2020年3月以来のDEEP東京大会出場。そのときは横山恭典のケージレスリングにドミネートされての判定負けでDEEP名古屋&浜松での連勝が「3」でストップした。しかし、横山戦以降もNEXイチムエでMMAを磨き、福田泰暉、井上晧平、左海清之を相手に3連勝中。うち福田戦と井上戦で1R リアネイキドチョークで一本勝ちしている。
対する西谷は「朝倉未来1年チャレンジ」出身。プロでは4勝5敗で白星と黒星を交互に繰り返している。2021年1月に井上雄斗にダースチョークで2R 一本勝ちも、2021年6月大会で山本歩夢に1R、パウンドでTKO負け。10月の山口コウタ戦で1R リアネイキドチョークで一本勝ちし「朝倉未来1年チャレンジ」を卒業しての第一戦を勝利で飾り、プロ戦績を3勝3敗の五分に戻した。しかし、10月の鬼山班猫戦で判定負けで再び黒星先行に。2022年3月の鷹辰戦で得意のダースチョークで2R 一本勝ちも、2022年5月のDEEPでは、フェザー級で星野豊に判定負けを喫している。
西谷は、7月の『BreakingDown』ではキックルールで、ハイメを59秒でKOに下しており、MMAでの連敗は何としても避けたいところ。TATSUMIは、縁のある朝倉未来門下生の西谷を下して、愛知から東京大会のレギュラーメンバーになれるか。
1R、TATSUMIの左をかいくぐってシングルレッグテイクダウンは西谷。TATSUMIのネルソンに対して、スクランブルからバックを狙うと、ツイスター狙い。トップに切り替えた西谷は、サイドを奪うと鉄槌。シングルバックにするも、それを抜けて立ち上がるTATSUMI。
サウスポー構えの西谷は思い切りのいい左右。金網背にしてハーフネルソンでガードの中に入れて絞めるTATSUMI。しかし首を抜いた西谷が上に。TATSUMIの立ち上がり際にバックを奪いゴング。
2R、サウスポー構えの西谷は思い切りのいい左右。金網背にしてハーフネルソンでガードの中に入れて絞めるTATSUMI。しかし首を抜いた西谷が上に。TATSUMIの立ち上がり際にバックを奪いゴング。組みの際で上を取るのは西谷。バックを奪い、シングルバック。尻をずらしたTATSUMIが外すと立ち上がり。西谷のヒザをかわして組んで投げて足をかけかけるが、ここも際で上になるのは西谷。4の字フックから足を解き、背後からコントロール。TATSUMIが立ち上がったところでゴング。
判定は3-0(20-18×3)で西谷が勝利。敗れたTATSUMIはセコンドの朝倉未来とも挨拶した。
試合後、西谷は「まず第一に、判定ですけど勝ててよかったです。判定勝ちで悔しいところもありますけど(泣きながら)練習しても勝てずに、怪我したり、怪我させたりもして、勝てたので、今回はおめでとうと言ってほしいです。ありがとうございます。5勝5敗、これからも皆さんを盛り上げさせていただきます」と語った。