▼第10試合 DEEP フェザー級 5分2R
×鬼山班猫(KRAZY BEE)66.05kg
[1R 4分20秒 リアネイキドチョーク]
〇狩野 優(TRIBE TOKYO M.M.A)65.80kg
フェザー級でMMA5勝2敗の狩野優(TRIBE TOKYO MMA)がDEEPに初参戦。MMA10勝5敗でDEEP2連勝中の鬼山班猫(KRAZYBEE)が迎え撃つ。
PANCRASEを主戦場としてきた狩野は、2020年ネオブラッド・トーナメントライト級優勝者で、現PANCRASEフェザー級7位。2020年7月に鹿志村仁之介を1R TKO、9月に中田大貴に判定勝ちと実力者相手に2連勝後、2020年12月に中川皓貴に「TTF Challenge 09」で判定負けで初黒星。しかし、2021年6月に林優作を、同年10月に名田英平をいずれもリアネイキドチョークで極めた。2022年2月に河名マストに判定負けで2つ目の黒星も、4月の『POUND STORM』で中村京一郎に3R 肩固めで一本勝ち。
試合後、「自分の試合どうでした? オーディションから上がってくる人より、普通にアマチュアからやってるやつの方が強いんで。また呼んでください。いい試合をします」とマイクアピールしていた。
対する鬼山は、2020年8月に高塩竜司に後ろ三角十字で一本勝ちも、11月に神田コウヤの左ヒザを受けてカットし、2R TKO負け。2021年6月に高塩との再戦でもスプリット判定で敗れたが、10月の西谷大成戦で判定勝ち。3月の星野豊戦でスプリット判定で勝利し、2連勝中。
サウスポーからの上下の強打と、河名をテイクダウンするケージレスリングも持つ狩野に、オーソドックス構えの鬼山も神田コウヤの崩しからスクランブルでの立ち上がり、足を効かせるなど粘り強い戦いを信条とする。牛久絢太郎を頂点とするDEEPフェザー級戦線で、上位陣に迫るのは狩野か、鬼山か。
1R、サウスポー構えの狩野。オーソドックス構えの鬼山。狩野は右から左ハイもかわす鬼山。右で差して、左も差して組んだ狩野。右腕を戻してダブルレッグは鬼山も、尻を着きながらすぐに足を手繰った狩野が上に。
スクランブルする鬼山のバックを奪い、パームトゥパームでリアネイキドチョークを狙うと、後ろ手を掴んではがそうとする鬼山に手を組み直して絞めると、鬼山はオープンフィンガーグローブを掴んで剥がそうとするが、タップした。
試合後、狩野は、「今回、初めてDEEPに参戦して、その理由はひとつしかないです。中村大介選手、長南亮の弟子として、Uの最高傑作を作りませんか? 年末でもいつでもいいのでよろしくお願いします」と元王者に宣戦布告した。