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【UFC】ヴェラが4Rにドミニクを左ハイKO! ムルザカノフが12勝無敗に、ヌネスが引退を表明、平良達郎階級のオズボーンの跳びヒザをナムが迎撃KO!

2022/08/13 23:08

▼女子フライ級 5分3R
〇ニーナ・ヌネス(米国)11勝7敗(UFC5勝4敗)125.5lbs/56.93kg)
[判定2-1] ※29-28, 30-27, 28-29
×シンシア・カルビーヨ(米国)9勝5敗(UFC6勝5敗)125.5lbs/56.93kg)

 女子フライ級12位のカルヴィーヨと、ストロー級9位のヌネスの対戦。7月9日に組まれていたが、ヌネスの体調不良で今回に延期となっていた。

 女子フェザー級王者アマンダ・ヌネスがパートナーのニーナ・ヌネス。テコンドーをベースに、UFCではストロー級でクラウディア・ガデーリャに判定勝ちするなど4連勝していたが、2019年6月にタチアナ・ソウザに判定負けすると、出産からの復帰初戦となった2021年4月のマッケンジー・ダーン戦でテイクダウンを奪われ腕十字で一本負け。2連敗でフライ級に上げて、再起戦に臨む。 ニーナのコーナーにはパートナーのアマンダがつく。

 対するカルヴィーヨは、MMA8勝5敗1分け。ストロー級で5勝1敗1分けの戦績を残したが、体重超過もあり、20年6月からフライ級転向。ジェシカ・アイに判定勝ちも、ケイトリン・チョケイジアン、ジェシカ・アンドラージ、アンドレア・リーを相手に3連敗中。

 1R、ともにオーソドックス構え。右ローを当てるヌネス。カルビーヨはワンツーの右を届かせる。ヌネスは右のカーフをこつこつと当てる。

 さらに右カーフも、その蹴り足を取ってテイクダウンも押さえ込めず、すぐに立ち上がるヌネス。逆にカルビーヨも右ローを返すが、ヌネスの右カーフに、足が止まりがちになる。

 ヌネスの左のサイドキックの打ち終わりに組むカルビーヨだが、崩すことが出来ず。突き放すヌネス。カルビーヨは右から左の入りも。

 2R、右の前蹴りを突くヌネス。カルビーヨも廻し蹴りを見せる。右カーフキックを当てるヌネス。カルビーヨの遠間からの組みは突き放す。右から左ストレートを伸ばすカルビーヨ。ヌネスは左の蹴りを出すが、カルビーヨの掴みに蹴りを繰り出すのを警戒。

 ヌネスの右ローを掴んでテイクダウンはカルビーヨ。クローズドガードのヌネスは足を解いて胸を蹴り上げて立とうとするが、カルビーヨはすぐについて上をキープ。インサイドから細かいパウンドだが手数足りない。

 下からの蹴り上げで立つことに成功したヌネスは逆にダブルレッグを見せてから打撃に。左ハイをガード上に当てる。

 3R、左サイドキックを突くカルビーヨに、右の廻し蹴りを見せるヌネス。カルビーヨの入りをさばき、右カーフキックを当てる。続く右ローの打ち終わりにシングルレッグに入るかるだが、後ろを向いて足を抜くヌネス。

 ブーイングのなか、こつこつ前足を蹴るヌネス。右フックを振ると、そこにダブルレッグを合わせたカルビーヨが尻餅を着かせるが、すぐに金網まで這い立ち上がるヌネス!

 みたび右カーフキックを当てると、右アッパー、左ハイも狙う。その打ち終わりに足を取りに行くカルビーヨだが組めず。ワンツーを返す。

 右の飛び込み、左ハイと攻めるヌネスは、左ハイをガード上にヒット。右ローを取りに来たカルビーヨも突き放しブザー。

 判定は2-1(29-28, 30-27, 28-29)に割れ、ヌネスがフライ級で勝利。

 試合後、ヌネスはグローブをマットに置き、「戦うために必死にやってきました。ファイターとして、やりたいことはやったと思う。もともと趣味で始めたことなのに、ここまで来ました。今後はコーチングに集中し、今苦しんでいる女子ファイターたちを育てるつもりです。それに、もっと子供も欲しいですし、もう一人産むために身を退きます」と引退を表明。愛娘を抱き上げ、ケージのなかでアマンダ・ヌネスと記念撮影。

 MMA戦績11勝7敗、UFC5勝4敗と勝ち越して、オクタゴンを降りた。

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