平良達郎のフライ級で注目カード
▼フライ級 5分3R
〇タイソン・ナム(米国)21勝12敗(UFC3勝3敗)126lbs/57.15kg
[1R 2分59秒 TKO]
×オデー・オズボーン(ジャマイカ)11勝5敗(UFC3勝3敗)5125lbs/56.70kg
平良達郎の階級のフライ級で、オデー・オズボーン(ジャマイカ)vs.タイソン・ナム(米国)が組まれている。
MMA11勝4敗でUFC3勝2敗のオズボーンは、「Contender Series 2019」からUF入りし、ジェロム・リヴェラに左クロスで26秒 KO勝ちすると、2021年8月に元RIZINバンタム級王者のマネル・ケイプと対戦。オーソにスイッチしたケイプの跳びヒザ蹴りを受けてKO負けも、以降、2021年10月15日に平良が対戦するC.J.ヴァルガラに判定勝ち、2022年6月には、ザルク・アダシェフを下がりながらの右オーバーハンドで61秒KO勝ちを決め、自身初のUFC2連勝をマークしている。
対するナムは、MMA20勝12敗でUFC2勝3敗とオクタゴンでは黒星先行。ハワイX-1でショージン・ミキに判定勝ちするなど活躍後、2019年9月にUFCデビューし、セルジオ・ペティスに判定負け、2020年2月にカイ・カラフランス判定負けで苦い2連敗を喫した。しかし、2020年6月にオズボーン同様にアダシェフにカウンターの右で32秒 KO勝ちすると、リヴェラも右クロスでTKOに仕留め、2連勝。2021年1月の前戦ではマット・シュネルにスプリット判定で敗れており、今回のオズボーン戦で星を五分に戻すことが出来るか。
C.J.ヴァルガラに判定勝ちし、ケイプに敗れているオズボーンの戦いから、フライ級ランカー以外の選手の実力測定にもなるであろうこの戦いは、10月の平良戦も見据える上で、注目の1戦だ。
1R、サウスポー構えのオズボーン。オーソドックスのナム。左三日月蹴りで前に出るオズボーン。さらに右前手のフック。ブロッキングのナムは右を振って足を触るが切るオズボーンは左の前蹴りを腹に突く。
右前蹴りを返すナムだが、オズボーンは左ミドルをすぐに返す。右ボディストレートを狙うナム。オズボーンの素早い右と交錯する。
ワンツーの右をスピーディなスウェイでかわすオズボーン。回転速くパンチ、しかしナムは笑顔で近い距離で戦う。圧力をかけ始めたナム。跳びヒザを見せたオズボーンだが、それをバックステップでかわしたナムが、オズボーンが着地したところに右フック! 倒れて後転したオズボーンにすぐにパウンドし、レフェリーが間に入った。
#UFCSanDiego Official Result: Tyson Nam (@TysonNam) defeats Ode Osbourne by KO, Round 1, 2:59
— UFC News (@UFCNews) August 13, 2022
All UFC San Diego Results, Highlights & Winner Interviews: https://t.co/5GKNju9yqV
試合後、ナムは「キツかったけど、あの跳びヒザは2回目。分かっていたからかわしたよ。次に戦いたい相手? SNSで言うよ(笑)」と語った。
Allow me to reintroduce myself !!!@TysonNam gets the finish in round 1👊#UFCSanDiego pic.twitter.com/Fbu84ZWVFY
— UFC (@ufc) August 13, 2022