▼ライト級 5分3R
×シドニー・アウトロー(米国)1位・155.4lbs/70.48kg
[1R 0分27秒 KO] ※左フック→右ストレート
〇トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)155lbs/70.30kg
コメインに抜擢された2019年RIZINライト級GP覇者のトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)は、前日計量で155ポンド(70.30kg)でパス。本計量を済ませた公開計量では、Tシャツのままスケールの上で右手を挙げて笑顔を見せ、リラックスした様子。
対する同級1位のシドニー・アウトロー(米国)は、白のフーディー姿で登場し、155.4ポンド(70.48kg)でパス。 両者は握手をかわしてからしっかり目線を合わせてフェイスオフ。正面を向くと、ムサエフは両手を高々と挙げている。
当初、ライト級タイトルマッチに出場予定だった王者パトリッキー・フレイレ(ブラジル)が負傷欠場し、代わりにムサエフに白羽の矢が立ち、同級1位のシドニー・アウトロー(米国)と対戦する。
もともと4月にサークルケージデビューを飾る予定だったムサエフにとって、当初のザック・ゼーンやアダム・ピコロッティよりも、格上の対戦相手との試合。いきなりのライト級1位との対戦に、ムサエフは「とにかく試合がしたかった。4月の試合も延期になっていたし、戦えることが嬉しい」
「相手が突然変わったことは全く問題じゃない。僕は勝つためにBellatorに行く。今回の試合に勝って、ピットブルと再戦し、Bellatorのベルトを巻くつもりだ」と力強く語っている。
対するアウトローは、2019年12月のBellator日本大会で、欠場したベンソン・ヘンダーソンの代役として、マイケル・チャンドラーと緊急対戦。
1Rに右クロスで敗れたものの、その後、ピッコロッティにスプリット判定勝ち、2021年6月の前戦では元UFCのマイルズ・ジュリーにリアネイキドチョークで3R 一本勝ちし、Bellatorで2連勝をマークしている。
1R、ともにオーソドックス構え。構えを小刻みに変えてステップを踏むムサエフ。アウトローの左に右、さらに左フックを当てたムサエフ! 足が泳ぐアウトローを金網に詰めて、的確にアゴを打ち抜く右ストレート! アウトローがダウンし、レフェリーが間に入った。
👀 @Tofiq__Musayev's KO is even more impressive in slow motion! #Bellator283 is LIVE on @SHOsports. pic.twitter.com/5PTXLXcbYG
— BellatorMMA (@BellatorMMA) July 23, 2022
1R、わずか27秒、ムサエフがTKO勝ちで衝撃Bellatorデビュー。ムサエフはケージの上に登ってガッツポーズ。
試合後、ムサエフは、「コーチのルスラン、ファンのサポート、Bellatorにこの機会を感謝します。パトリッキー・ピットブルの怪我の回復を待って、ベルトに挑戦したい。ベルト、ベルト、ベルト! ウスマンの勝利におめでとう。ハビブにも。ウスマンと戦ってもいいよ」と笑顔で語った。
パトリッキーは直後に「11月にやろう」とツイートしている。
Guess this settles it. See you in November, Tofiq. #Bellator283 @BellatorMMA
— Patricky Freire (@PatrickyPitbull) July 23, 2022
#Bellator283#ムサエフ 試合後
— U-NEXT 格闘技 公式 (@UNEXT_fight) July 23, 2022
「プラン通りの結果」
「ウスマン・ヌルマゴメドフのことはリスペクトしているが対戦する想定はない。自分はパトリッキーのことしか見てないから。彼と母国でやりたい。パトリッキーと再戦のチャンスが欲しい。本人もやりたいと言っているし他の対戦相手は頭にない」 pic.twitter.com/h62rZqHfCU