キックボクシング
レポート

【NJKF】波賀宙也は初防衛ならずIBF世界王座を失う、ルイはザ・スターの妙技に敗れ世界王座獲得ならず、洋輔YAMATOがカーフキックTKO勝ちで初防衛、NA☆NAが新王座に就き初告白

2022/06/05 20:06

▼ダブルセミファイナルⅠ ミネルヴァ スーパーフライ級王座決定戦 3分3R
×IMARI (LEGEND/ミネルヴァ スーパーフライ級2位)
判定0-2 ※29-29、28-29、28-30
〇NA☆NA (エスジム/ミネルヴァ スーパーフライ級6位)
※NA☆NAが新王座に就く。


 両者は昨年10月に対戦しており、この時は2RまでをNA☆NAがリードするも、IMARIが最終3Rで巻き上げドロー。今回はタイトルを懸けての再戦となった。


 1R、互いにローを蹴る中、IMARIは右カーフ。パンチを繰り出して積極的に前へ出るのはNA☆NAだが、IMARIは右ストレートと前蹴りを返す。NA☆NAに蹴られると必ず蹴り返すIMARI。NA☆NAは左右フックを当てに行く。


 2R、IMARIは左右ストレートと前蹴り、右ミドルと遠間で戦うが、NA☆NAはパンチを繰り出して前へ出る。NA☆NAの右フックがヒットし、IMARIも右を打ち返す。前へ出てワンツーを当てるNA☆NA、IMARIもワンツーを当て返すがNA☆NAの方が強く当たっている印象だ。


 3Rも前へ出て右フックでIMARIを捉えるNA☆NA。IMARIは前蹴りや右ミドルで対抗するが、NA☆NAの力強いパンチが次々とヒットする。前に出るIMARIはワンツーを繰り出し、NA☆NAは右で押し返す。打ち合いとなるが明らかにNA☆NAの方が強打する。


 判定は2-0でNA☆NAが勝利。新王者としてベルトが腰に巻かれた。


 NA☆NAはマイクを向けられると「IMARI選手は上手くて1Rに効かされました。王者になったら公表しようと思っていたことがあって、南側に私の大切な子供たち3人が座っていて。デビューする時にキャッチコピーにされるのが選手としてどうかなと思って。11戦目で初めて会場に呼んで試合を見せて。周りの方も知らない人がほとんどで驚いていると思いますが、戦うシングルマザーなんです、実は。でもたくさん子供たちもサポートしてくれるし、応援してくれる人たちもいて本当に本当に獲れてよかったです」と、3人の子供がいるシングルマザーであったことを初めて明かした。

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