キックボクシング
レポート

【NJKF】波賀宙也は初防衛ならずIBF世界王座を失う、ルイはザ・スターの妙技に敗れ世界王座獲得ならず、洋輔YAMATOがカーフキックTKO勝ちで初防衛、NA☆NAが新王座に就き初告白

2022/06/05 20:06

▼ダブルメインイベントⅠ S1レディース世界スーパーフライ級王座決定戦 2分5R(インターバル2分)
×ルイ (クラミツムエタイジム/S1レディースJAPANスーパーフライ級王者)
判定0-3 ※48-49、46-50、48-50
〇ザ・スター・シッチョー (タイ/シットヨートン/元WPMF世界アトム級王者)
※ザ・スターが新王座に就く。


 ルイはプロデビューから5勝(3KO)と無敗の快進撃を続けていたが、2021年3月のKAEDE戦で初黒星。6月から開幕した「S-1レディースJAPANスーパーフライ級トーナメント」では優勝し、2022年4月には王者KOKOZが試合前日にドクターストップとなったため、不戦勝でスックワンキントーン認定女子スーパーフライ級王座に就いた。今回は3本目のベルトを狙うことになる。


 対戦するスターは元WPMF世界アトム級王者で、今年2月に☆SAHO☆とS1レディース世界バンタム級王座決定戦を行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響で来日が出来なかった。


 1R、ルイが前蹴りと右ローで圧力をかけていき、前蹴りではスターをロープへ吹っ飛ばす。後半になるとスターも左右ミドルを蹴りエンジンがかかってきた様子。


 2R、スターは前に出てくるルイを左右ミドルで迎え撃ち、接近すると首相撲からのヒザ。パンチを打とうとするルイへタイミングよく右ミドルを決めていくスター。ルイは右ローを蹴るがスターはしっかりスネブロック、逆にスターはルイの足を蹴る。ルイは右ヒジで突っ込むがこれは不発。


 3R、さらにペースを上げるスター。ミドルと前蹴りの蹴り合い、組んでのヒザと攻防が続く中、スターは前蹴りで突き放し、ルイは右ローを強く蹴る。スターの前蹴りに左右ストレートで入っていくルイ。スターは前へ出るルイにタイミングよく右ミドルや前蹴りを当て、組むとヒザ蹴り。


 4R、ワンツーで前に出るルイにスターは左ミドル、前蹴り、カウンターの右ストレート。そして組んでのヒザ蹴り。前に出るルイだがカウンターで全ての攻撃をもらい、ヒザを蹴られて首相撲でもスターが有利に組んだ形でブレイクとなる。最も重要なラウンドはスターが制した。


 5Rもパンチで前へ出るルイをカウンターの右ミドル、前蹴りで迎え撃つスター。組みに来たルイを首相撲でコカす。ヒザの蹴り合いになっても有利な体勢で止めるのはスターだ。突っ込むたびに首相撲に捕まってしまうルイ。スターがムエタイの巧みさを見せ判定3-0で勝利。ベルトを腰に巻いた。

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