キックボクシング
レポート

【NJKF】波賀宙也は初防衛ならずIBF世界王座を失う、ルイはザ・スターの妙技に敗れ世界王座獲得ならず、洋輔YAMATOがカーフキックTKO勝ちで初防衛、NA☆NAが新王座に就き初告白

2022/06/05 20:06

▼ダブルセミファイナルⅡ NJKFウェルター級タイトルマッチ 3分5R
〇洋輔YAMATO (大和ジム/王者)
TKO 5R 0分27秒 ※右カーフキック
×野津良太 (E.S.G/同級1位・挑戦者)
※洋輔が初防衛に成功。


 両者は2019年9月に対戦しており、洋輔が3-0で判定勝ち。野津はライト級時代にも王座へ挑むがドローで王座奪取に至っておらず、今回はリベンジと初戴冠を懸ける。対して初防衛戦の洋輔はKO勝利で自身が描く“チャンピオン像”を体現せんとする。アグレッシブな戦いを誓う野津と、KO宣言の洋輔、激闘の予感が漂う。


 1R、洋輔は左ジャブと右の強打を出しながら前へ出ると右カーフ。この右カーフが早くも効き、野津はバランスを崩す。


 2Rも前に出る洋輔が右カーフを蹴り、左右フック&ストレートを叩きつける。追われる形となった野津は左ミドルを蹴るが、洋輔のパワーある攻撃に下がらされる。洋輔が左ボディから右カーフ、さらに攻めていくと野津が足払いで洋輔をコカす。ここでゴングが鳴ると、立ち上がった洋輔と野津はその場で睨み合う。


 3R、野津は右ハイも洋輔は肩口で受け止める。ジャブと右カーフからパンチを打とうとする洋輔に、野津が逆に右カーフ。ちょうど踏ん張ったところに右カーフをもらい、効いた様子の洋輔へ野津が右カーフを連打。それでも前へ出る洋輔。カーフの蹴り合いとなる。


 4Rも右カーフの蹴り合い。洋輔は組んでのヒザ蹴り、右フック連打。野津は右ミドルで応戦するが、洋輔のパワーある前進に後退させられる。組んだ洋輔はヒザ蹴り。洋輔が首相撲で押し込んでいったところでバッティングがあり、野津は左目の上を切って大量出血。


 ドクターチェック後、再開すると右フック、ヒジ&ヒザで猛攻を仕掛ける洋輔。右カーフの連打から右ストレートで押されるように倒れると、野津はカーフのダメージで立ち上がるのが遅れてダウンをとられる。再開と同時に飛びヒザ蹴りで飛び込む洋輔。


 5Rが始まると同時に右カーフを蹴られるとダウンする野津。再開後も右カーフで野津がもんどりうって倒れ、レフェリーがここでストップ。洋輔がTKO勝ちで王座初防衛に成功した。




 マイクを向けられた洋輔は「気持ちが強かったですね。純粋に嬉しいです。ほっとしました。今回防衛したので次はWBCに挑戦したいのでお願いします」と、WBCムエタイ王座への挑戦をアピールした。

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