▼バンタム級 5分3R
〇藤井伸樹(同級世界3位/ALLIANCE)60.9kg
[判定3-0] ※30-27, 30-26, 30-25
×齋藤 翼(総合格闘技津田沼道場・FIGHTFARM)61.2kg
小野島との環太平洋戦に敗れた藤井伸樹が早くも復活。新“津田沼の特攻隊長”齋藤翼(総合格闘技津田沼道場・FIGHTFARM)と再戦。2019年9月の前戦では、藤井が判定勝ち。
その後、藤井は田丸匠に判定負けも、後藤丈治、加藤ケンジに判定勝ち。2022年1月の前戦で小野島恒太に判定負けを喫した。
齋藤は、藤井に判定負け後、石井逸人にも判定負けも、新井拓巳に判定勝ち、野瀬翔平に判定負け。2021年10月の前戦ではガッツ天斗に判定勝ちしている。
前日計量で藤井は、「前回ほんと不甲斐ない試合だったんで、勝っていいスタートを切りたいと思います」とコメント。齋藤は、「あと50g落として明日は必ずリベンジします」と語り、パスしている。
1R、オーソドックス構えから左右で圧力をかける藤井が金網に詰めてダブルレッグテイクダウン。パウンドの際でハーフに戻す齋藤だが背中を着かされる。金網際で上体を立てる齋藤に、バックを狙う藤井。それを嫌って正し仰向けでマウントを一瞬許した齋藤はスクランブルから立ち上がりを試みるがそこでバックを奪った藤井が4の字に組むが残り時間少なく背後からパウンドする。
2R、右を振る齋藤。詰める藤井を右で小手に巻いて投げてスタンドに戻す。左の蹴りを掴んでテイクダウン狙いも足を抜く藤井。低いダブルレッグはスプロールする齋藤は右オーバーハンドを当てるが、ローキックを掴まれ下に。足関節狙いの齋藤をパスしてマウントを奪うと鉄槌連打! 金網背に立ち上がる齋藤は首相撲にとらえる。
3R、左アッパー、右ストレートの齋藤に、低いダブルレッグに入る藤井。足を飛ばす齋藤だが、金網まで詰めてボディロックテイクダウンする藤井。フルガードに入れる齋藤だが、背中を着ける展開。ハーフから右で枕に巻く藤井はパス。すぐに亀になり立とうとする齋藤に背中に乗り両足をかける藤井。
中腰になり前方に落とそうとする齋藤だが、落ちずに引き込んだ藤井は、腕を掴んで腰をずらして正対し、藤井の立ち際に右を打つ齋藤。距離を取る藤井を詰めて、齋藤は左右を打ち込むが、藤井も右を打ち返してブザー。
判定は大差3-0(30-27, 30-26, 30-25)で藤井が勝利。試合後、「一本、KOしたかったんですけど、齋藤選手が粘り強くてそうさせてもらえなかったです。前回(小野島に)負けて悔しい思いをして、ここからもう一度這い上がりたいと思ったんですけど、まだまだ努力足りないので次はもっといい試合を見せます」と語った。