▼第1試合 RIZIN MMA特別ルール 62.0kg 3分3R
〇YUSHI(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)
[2R 2分21秒 TKO]
×ZENKI(益荒男team DURGA)
YUSHIはボディビル経験もあるといい、アマチュアキック8戦7勝1敗。最強ホストを決める地下格闘技『宴』の元軽量級王者で、2021年RIZIN大晦日での三浦孝太戦がMMAデビュー戦となった。その試合では1R3分ちょうど、三浦のサッカーキックでTKO負けを喫したが、そのアグレッシブなファイトスタイルと入場シーンで一躍話題に。BRAVE GYMや朝倉未来との練習を積んで今回2戦目に臨む。
ZENKIは幼少の頃より喧嘩に明け暮れ、ストリートでは無敗を誇ったのだという。21歳の時にABEMAの企画『亀田に勝ったら1000万円』企画で話題になった元暴走族総長・麦わらのユウタと現場が一緒になり意気投合。そこで格闘技の世界へ誘われたことがきっかけで格闘家になった。これまでに地下格闘技で試合を経験し、しばらくリングから遠ざかっていたが、RIZINのリングで久々にYUSHI相手に復帰を果たす。
前日計量でZENKIは64.75kgで2.75kgと大幅オーバー。YUSHIが勝った場合のみ公式記録となり、YUSHIが負けるか引き分けた場合はノーコンテストとなる。レッドカードによる減点(50%減)とファイトマネー55%没収のペナルティも与えられた。
マイケル・ジャクソンにインスパイされたというゴールドのガウンとサングラス姿で登場し、ダンスとシャドーボクシングを披露し花道を進んだYUSHI。対する体重超過のZENKIは戻し体重制限無しで臨む。YUSHIはコールにポージンング後、笑顔で白い歯をのぞかせる。
1R、ともにオーソドックス構え。先に右で飛び込むZENKIに右カーフキックはYUSHI。長い左ジャブ、右ストレートで飛び込むZENKIに、YUSHIはダブルレッグテイクダウン! インサイドからの細かいパウンドに、リバーサルはZENKI。
しかし、脇差し立ち上がるYUSHIは、ボディロック&小外がけテイクダウン! ここも体格差も活かし、首を抱えてリバーサルしようとするZENKIにYUSHIは、バックを奪うリアネイキドチョーク! しかし、ZENKIが凌ぐと、YUSHIは腕を離して鉄槌に切り替えゴング。
2R、左右を伸ばし首相撲&ヒザを狙うZENKI。そこにテイクダウンを合わせたYUSHI。クローズドガードのZENKIに、インサイドからヒジを打ち込み、流血を誘うYUSHI。ZENKIは蹴り上げに、体を離したYUSHIは、スタンドを要求。
飛び込むZENKIに、カウンターの右ローでこかすYUSHI。互いに右の打ち合いから、右フックをヒットさせたYUSHIは、さらに左右連打から右フックをヒット! ZENKIは後方にダウン! レフェリーが間に入った。
試合後、YUSHIは「いやー、勝てました。前回負けて背負うものがあって出ました。悔しくて、仕事そっちのけで練習に励んできました。最後少し疲れたけど倒しきらないと思って勝ちました。一緒に出場予定だった三浦孝太選手が怪我の辞退で、残念でした。連絡も取り合って、いい兄貴として互いに勝ち上がっていければと思います」とマイク。
さらに「最後に6月東京ドームのオープニングバウトでどうですかね。最強じゃないかもしれないけど、入場とパフォーマンスは最強なので、6月の東京ドーム、待ってるぜ」と、6月19日の『THE MATCH』出場をアピールした。