▼第2試合 65kg 5分3R
〇関 鉄矢(SONIC SQUAD)
[判定3-0]
×原口 央(BRAVE)
関は、ボクシング仕込みの打撃を武器に、第4代ZSTフェザー級王者となった関は、2020年8月にRIZIN初参戦。実力者・神田コウヤを2R TKOに降すと、2021年3月の名古屋大会で堀江圭功と3Rの激闘の末、TKO負け。再起戦となった9月のDEEPでDJ.taikiにも判定で敗れ、連敗を喫したが、背水の陣で臨んだ12月のDEEPで3連勝中だった山本歩夢を後ろ三角から腕十字で極めて再起を飾っている。
対する原口央は、弟の原口伸とともにレスリングからMMAに転向。朝倉兄弟ともジムの提携で交流を持つBRAVEの原口兄弟として、頭角を現している。央は、2020年にDEEP浜松大会でWARDOG王者・拓MAX相手に判定勝利すると、2021年9月にGLADIATORフェザー級王者・MIKEに2R TKO勝ちで新王者に輝いた。同年11月の前戦VTJでは宇野薫を相手にフルマークの判定勝利で3連勝中(1NC)。
しかし、関が王座についたZSTでは、直斗に三角絞めで一本負けし、河村康博にスプリット判定で敗れるなど苦い連敗の記憶がある。現GLADIATOR王者として、ZSTの先輩・関を相手に成長したMMAを見せられるか。
1R、オーソドックス構えの関。サウスポー構えの原口。先に右ミドルハイで牽制の関にシングルレッグから肩口まで上げてテイクダウンを狙う原口。
そこに跳びついての三角絞めを狙う関。足を解き、着地する関に、ボディロックから大腰の形で投げた原口! しかし、その際でリバーサルする関が上に。
インサイドから細かいパウンドを突く関に、ハイガードの原口は下から腕十字狙い。亀で両手をクラッチする関に右腕を掴んだまま三角絞めに移行する原口。中腰のまま首を抜いた関はサッカーキック。かわした原口はすぐにダブルレッグへ。ロープ背に倒れない関がバック狙いも、アームロックを狙う原口。防御する関。
2R、関の右に後方にダウンした原口。飛び込む関の踏みつけをかわし、後方に回る関に正対し、がぶりからバック狙い。しかしスクランブルに強い関が際で上に。
下からの原口の関節蹴りに、組みに行く関がバックから右足をかけて腕十字へ。それをリフトしてスラム。潰してかつぎパスの原口。関の足の手繰りを離して左右を連打! すぐに詰めてシングルレッグも、差し上げる関に際で腰を抱えて投げ狙い。ここで凌いだ関に、スイッチからシングルレッグと動きを止めず、押し込む原口。座る関は、コーナー背に上体を立てて、足を手繰る原口の脇腹にパンチ。首を抱えながら立ち上がる関はアームロックも狙う。
3R、左フックを当ててシングルレッグから左で差して、得意の腰に乗せて投げようとする原口。投げられない関は、頭を胸に付けた原口に関はヒザを突くがローブローに。中断、再開。
すぐにダブルレッグに入る原口。右で差す原口に、左で小手に巻く関だが、原口はレベルチェンジでシングルレッグから外側の右足の踵を掴んで尻を着かせる。コーナー背に上体を立たせる関はヒジ打ち。
原口は両足をヒザの上に乗せて支点を無くして、後ろ手に左手を縛ろうとするが、外した関が際で上に。チョークを狙うが、原口はシングルレッグへ。しかし頭の位置がヒジ、鉄槌が届く場所にあるため、組ながら関の打撃を被弾してしまう。原口は腰を抱いて背中を着かせる形に。
頭をずらしてハーフまで持っていく原口。しかし関もそこで立ち上がり、すぐに詰めて距離は足りないが蹴りと右を振る原口。関も打ち返すもタイムアップ。