▼第9試合 RIZINフェザー級(66kg)タイトルマッチ 5分3R
○牛久絢太郎(K-Clann)王者
[判定3-0]
×斎藤 裕(パラエストラ小岩)挑戦者
※牛久が初防衛に成功
フェザー級では、王者・牛久絢太郎(K-Clann)に、前王者・斎藤裕(パラエストラ小岩)が挑戦する。2021年10月の前戦では、斎藤が自ら王座を賭けることを榊原信行CEOに直訴し、タイトルマッチとなったが、2R 牛久の跳びヒザ蹴りによるカットで斎藤がドクターストップによるTKO負け。その後、斎藤は大晦日に朝倉未来にも敗れており、2連敗からの再起戦が王座戦となった。
対する牛久は、2021年12月に神田コウヤを相手にDEEP同級王座を防衛し、現在2冠王牛久のセコンドには横田、斎藤のセコンドには石渡がつく。リングアナの三崎雄太が務める
1R、グローブタッチはしなかった斎藤。サウスポー構えからオーソドックス構えも見せる牛久。斎藤は右ロー。サウスポー構えに戻す牛久は右の関節蹴り。左ローも。
右ローを打つ斎藤。牛久はオーソから右ミドル、右ローを当てる。左ジャブをの斎藤。オーソの牛久は前手の左フック。斎藤は右ミドルを突く。さらに右ローを当てる
ともにオーソに。右ローを当てる牛久。斎藤は右カーフ! そこに牛久も左を狙う。右のサイドキックは牛久。左ミドル、そして後ろ蹴り! しかし、ここを読んでいた斎藤が詰めてコーナーへ。
左で差して押し込む斎藤。顔を剥がそうとする牛久は体を入れ替え、斎藤がコーナー背に。最後に斎藤の崩しに、牛久は四つのまま大外刈で上になりゴング。
2R、右ストレートを当てる斎藤! 左ボディストレーから右も。右ハイを打つ斎藤の左ストレートに、サウスポー構えの牛久はお返しの左ハイ! 後方にダウンした斎藤の立ち際に牛久はアームインギロチンチョーク! 中腰になりズラす斎藤は首を抜くが、インサイドのまま。クローズドガードの牛久は下から抱き着き。その脇腹にパウンドする斎藤。頭にも細かく突くが、抱き着いたままの牛久はスペースが空くと足が上がる。ゴング。
3R、グローブタッチ。先に詰める斎藤に牛久はバックフィスト。しかし、オーソドックス構えの牛久の前手の左フックに斎藤はバランスを崩しマットに手を着いてしまう。右ミドルハイで前に出る牛久。勝負に出た斎藤は大きく左右、そして右跳びヒザ! しかしこれをキャッチした牛久がコーナーに押し込む。
体を入れ替える斎藤。四つの牛久は体を入れ替えブレーク。サウスポー構えの牛久。オーソに変えた牛久に跳びヒザで飛び込む斎藤、ワンツーに牛久も打ち返し。左ジャブの刺し合い。サウスポー構えのから右の関節蹴りは牛久。斎藤は前に出て左右を振るが組む牛久。残り1分20秒。
左で差して押し込む牛久に、斎藤はここでダブルレッグ。差し上げた牛久。ブレーク。ワンツーの斎藤にバックフィストの牛久。斎藤は跳びヒザ。さらに右を打ち込むが、牛久も崩れず。四つに持ち込み、ゴング。両者が手を挙げる。
判定は3-0でダウンを奪った牛久が勝利。王座初防衛に成功。最後に両者はハグ。斎藤は頭を下げた牛久に「胸を張って」と伝えた。
試合後、牛久はベルトを腰に、「RIZINフェザー級第二代王者の牛久絢太郎です。前回、ベルトを獲って“たまたま”という声が多くて、死ぬ気で打ち込んできました。こうして結果が出て、ほんとうに嬉しく思います(涙を流す)。自分、最近、SNS頑張ったりしてるんですが、それは、RIZINという舞台が大好きで、もっと盛り上げたいという気持ちで始めました。僕、すごく不器用なんですけど、皆さんのことを大好きなことは変わらないんで、第二代チャンピオンの僕を信じてついてきてくれないですか? 皆さんと一緒なら不可能はないんで、それを試合を通して体現したいです。皆さんと一緒に強くなりたいです。僕は皆さんのこと裏切ったりしないんで、これからも応援よろしくお願いします」と熱く語りかけた。