MMA
インタビュー

【RIZIN】斎藤裕、王座奪還へ「こういう風になれば勝てるんだという図は描けている」「仕留める時が来たら躊躇なく潰しに行く」

2022/04/15 14:04
 2022年4月17日(日)東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ『湘南美容クリニック presents RIZIN.35』に出場する選手の個別インタビューが、15日(金)都内にて行われた。  第9試合のRIZINフェザー級(66kg)タイトルマッチ5分3Rで、王者・牛久絢太郎(K-Clann)に挑戦する斎藤裕(パラエストラ小岩)がインタビューに答えた。斎藤は2021年10月のタイトルマッチで牛久にTKO負けして王座を奪われ、今回がリマッチとなる。 いろいろな事が起きても勝って美しくしたい ――現在の心境は? 「凄く落ち着いています。直前になってきて、まず計量をしっかりパスするために残りの減量をしっかりやるというところ。精神的には落ち着いています」 ――所属ジム以外ではCAVEがメインの練習場? 「CAVEで変わらずです。自分の所属ジムでも基本的にクラスの時間は出てないです。必要あれば他に行ってやることもたまにあるくらいで、メインはCAVEさんでやっていますね」 ――昨年の連敗から今回強化した部分は? 「10月、12月の試合内容を踏まえたうえで話し合って足りないところは取り組んできたつもりではあります。それをしっかり試合で出せればと思います」 ――対戦相手の印象は? 「ガッツがある選手だなと思いますね。気持ちが強いというか」 ――どんな試合展開になるとイメージしている? 「前回とは違う内容になりそうな気がしますが、試合はいつも自分からアクションを起こして作って行くと思ってやっているので、違う展開になってもいいのかなと」 ――前回、後味悪い感じで奪われたベルトをどういった形で取り戻したい? 「もらった自分が悪いんですけれど、とにかくしっかりと勝って取り戻したい気持ちでいますね。勝ちにこだわりたいと思います」 ――普段から冷静な姿を見せているが、今回は感情的になって戦うこともある? 「試合に対しては変わらないと思いますが、終わってからはどうなるかは分かりませんね」 ――フェザー級GPに思うことは? 「開催が決まってないので何とも言えないです。いろいろな選手が出て来ているので面白いな、とは思います」 ――3大タイトルマッチのキャッチコピーが「美しき復讐か、残酷な返り討ちか」。斎藤選手は美しく終わるか、それともそんな綺麗なものでは終わらせないか。 「美しいの定義はそれぞれだと思いますけれど、結果として勝てば美しくなる様な気がします」 ――激しい試合になりそう? 「そうですね…早く終わったらいいですけれどね。でもフルラウンドやる覚悟はあるので、試合展開・内容がいろいろな事が起きても勝って美しくしたい気持ちがありますね」 ――思惑通りに終われば美しく終わらせられる? 「それが一番嬉しいです」 ――経験上、ベルトは選手を成長させる? 「そうですね。いろいろな責任だったり、いろいろな方たちの想いとか背負うものが大きくなるという意味では成長できるものではありますね。それをどう自分が変えていくかはその人次第だと思いますが、プラスに働くことはあると思います」 ――その点では、牛久選手がRIZINのベルトを獲って成長した部分は無視できないものがある? 「選手は一戦一戦のひとつの勝ちで凄く自信を付けたりしますし、強い選手に勝てばそれが自信になって練習ももっと頑張ろうって気持ちになりますし、いろいろなタイプの選手がいると思いますね。牛久選手にどういう影響を与えているかは僕には分かりません」 ――フローチャートを作られているとのことだが、全部がほぼほぼシチュエーションが網羅されている? 「格闘技って相手あってのものなので、向かい合った時に予想通り動くかどうかは分からない話なんですけれど、自分の今の段階、試合に挑む前の段階でこういう風にやりたい、自分はこういう風にしたいというのを図にして分かりやすく、それをチームで共有しているってことですね」 ――それが出来ていることで冷静に戦える? 「勝ちへの道筋がしっかり見えているのでやることもはっきりする。あとは相手がいるのでそれに対してうまく自分が対応していく、こういう風になれば勝てるんだという図は描けているので」 ――前回、試合中にナメられたと感じた部分は? 「どうなんでしょう、ナメていたわけではないと思いますけれど、そういうこと(牛久が「来いよ」と言った)を言ってきたので、おもしれぇなコイツと思ってやっていたんですけれどね」 ――喧嘩ファイトになった場合、応じて負けない気持ちもある? 「はい」 ――今までなったことは? 「最初からプラン無視して殴り合いをやるぜって試合はなかったと思います。でも選手って攻めないと勝てないし、行く時に行かないとというのは勝負の世界の鉄則だと思うんですけれど、そういう攻め時だとか仕留める時が来たら躊躇なく潰しに行く、そういう準備はしています」 ――カウンターが得意な相手だが、自分からアクションを起こして試合を作って行くことに変わりはない? 「はい。自分から作って自分から勝ちに行くって試合ですね」 ――前回と違う試合展開とはどの辺りが変わって来そうと予測? 「総合格闘技って打撃があって組み技があって寝技があってなので、いろいろな展開が想像されると思うんですけれど…そういうことです。打撃に偏ったとか寝技に偏ったとかではなく、いろいろな展開が見られるのかなと予測しています」 ――それは1度やっているからそうなりやすい? 「1回やっていることと、前回の試合から半年空いているのでお互いにいろいろな武器や戦略を立て直す期間があったので、そこの駆け引きもあると思う。そういう意味では前回のようにはならないかなって予想はありますね」 ――当然、向こうも戦術を変えてくると予測して戦う? 「それもありますね」
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