▼RIZINキックボクシングルール(※ヒジ有り)52.5kg 3分3R
〇吉成名高(エイワスポーツジム)
[2R 1分02秒 TKO] ※左ストレート
×白幡裕星(Battle-Box)
名高は、ムエタイの二大殿堂のタイトル 「ラジャダムナンスタジアム」と「ルンピニースタジアム」のミニフライ級(47.63kg)でタイトル統一し、外国人で2人目、日本人初の快挙を成し遂げた。2020年8月にRIZINに初参戦すると、4試合連続KO勝ち。2021年12月5日の前戦『BOM WAVE07』では、55.0kg契約で元MAX MUAYTHAI 55kg王者クン・ナムイサン・ショウブカイ(タイ/尚武会)に判定3-0(50-46×2、50-47)で勝利している。
白幡はアマチュアで多数の経験を積み、2018年10月にプロデビュー。2019年12月1日にはMuayThaiOpenスーパーフライ級王座を獲得。2020年2月には老沼隆斗との王者対決を行い、延長戦にもつれ込む接戦の末に惜敗。8月大会では老沼に挑戦経験のある濱田巧、12月大会では元REBELS-MUAYTHAIフライ級&スーパーフライ級王者・松崎公則を破り、2021年2月の老沼とのタイトルマッチでの再戦でリベンジを果たした。6月にはプロボクシング元日本ライトフライ級王者の悠斗を破っている。
前戦は2021年9月の「KNOCK OUT 2021 vol.4」でサンチャイ・TEPPEN GYM(タイ/TEPPEN GYM/元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者)に判定0-3(28-30×2、28-29)で敗北。戦績は11勝3敗1分。
1R、ともにサウスポー構え。互いに左ローから。蹴り返しも。白幡の右をかわして左ローを打つ名高。右足を上げてリズムを作る名高。その蹴り足を掴んで押し込む白幡。
白幡の蹴りをチェックして間合いを潰す名高。白幡の前手の左フックは空を切る。名高の左から右ハイをかわす白幡。互いにノーモーションの右で飛び込みを見せる。様子見の初回。
2R、白幡の左ローをチェックして右を打ち込む名高、白幡が左右の右で飛び込むところに、頭をずらしてカウンターの右フックでダウンを奪うと。白幡の立ちあがりにこかし。さらに白幡の踏み込んでの左ストレートに、ここも内側に頭をずらして防御し、距離を調整してのカウンターの左をインサイドに突いてKO!
その後、榊原CEOから「おめでとうございます。素晴らしかったです。あっぱれです。いろいろありましたが、仲直りしましたんで未来を目指して頑張りましょう」と言葉を受けると、名高は「いま仰ってもらったように、自分の中では完全に清算して前に進みます。生で見てくださっている皆さんありがとうございます。これからも自分のスタイルを貫いてKOの山を築いていきます」と、力強く連勝の更新を宣言した。