4月以降、外国人選手の入国を
3本の柱を掲げ、各地域の新型アリーナに進出する構想を持つRIZINも、このコロナ禍で、国内選手の起用ばかりではなく、海外からも選手を招聘し、より大会の価値を高めていく予定だ。
しかし、現状では3月の3大会も国内選手による大会となりそうだ。
「Bellator日本大会を、昨年末から2022年3月にスライドして開催し、『Bellatorバンタム級ワールドGP1回戦』を行いたい、と考えていたけど(感染拡大で出来なかった)。年内のどこかで行います。
まだ海外選手の招聘は厳しい。4月はワンチャン外国人選手を入れたいと思っていますが、コロナと共生していくなかで、外国人選手の入国制限、レギュレーションによって、年間の大会数を少し減らしていくかもしれない」と、年間15大会から17大会開催について、榊原CEOは、状況を見据えている。
2021年はバンタム級ジャパンGPを16選手で行った。2022年の軸になるのは、朝倉未来擁するフェザー級か、神龍誠らが凌ぎを削るフライ級か。
「GPはどの階級で行くのか、昨年のバンタム級のようにジャパンGPなのか、ワールドGPでやりたいという思いもあるので、そのへんもギリギリ待てるところまで待って、最終調整の必要があると思っています」と榊原CEOはいう。
サッカーのワールドカップ・アジア最終予選では、日本代表と対戦する中国とサウジアラビア選手団らの入国を政府は特例的に認めている。それは「高い公益性」があると判断されたため、と報道されている。
榊原CEOは、「(海外選手を)入れるところは入れているので、ウチも入れてほしい。2021年の6月にもバブル方式で(トフィック・ムサエフとヴガール・ケラモフの試合を)やっている。みんなの署名など力を合わせていても、まだまだ弱いから、僕らがロビー活動をして、ほかのスポーツ競技を見習ってスポーツ庁とか入国管理局、政治家の先生にも働きかけていきたい。レスリング協会とも足並みそろえながら、なんとか4月以降、外国人選手の入国に向けた運動はしていきたいと思う」と、体勢を整えて外国人選手を迎え入れたいとした。