▼第5試合 RIZINルール フェザー級 5分3R
×鬼神光司(CAVE)65.95kg
[判定0-3]
〇河名マスト(ロータス世田谷)65.80kg
CAVEに移籍した鬼神は、2019年に修斗で4試合を戦い、三好涼太に判定勝ちするなど2勝1敗1分け。2021年5月にはPANCRASEに参戦し、TSUNEにリアネイキドチョークで一本負けからの再起戦となる。
対する河名は、レスリンググレコローマンで、2017年U-23世界選手権59kg級金メダル、2015年世界ジュニア60kg級銅メダル。専修大学時代に全日本学生選手権、全日本大学グレコローマン選手権も制している。東京五輪レースでは、文田健一郎、太田忍に次いで3番手につけていた強豪レスラー。
2021年7月のMMAデビュー戦でジェイク・ウィルキンスの左ハイを受けてのカットで延長Rに逆転負けを喫したものの、10月の「Road to ONE」新関猛起戦で再三のテイクダウンからリアネイキドチョークで一本勝ち。12月の3戦目では森崇純をテイクダウンからのパウンドで1R TKOに下し2連勝中。半年で4試合目というハイペースで経験を積んでいる。
MMA5勝5敗2分けの鬼神は粘り強いケージレスリングを得意としており、CAVEでいかに磨きをかけたか。ロータス世田谷でグレコからケージレスリングに進化させている河名にとっては、キャリアで優る相手に3連勝を飾れるか。MMAの引き出しの多さが勝敗を分けそうだ。
鬼神「CAVEの鬼神光司です。今日までしっかり練習してきて、仕上がりは非常にいいです。試合ではキャリアの差を見せつけて、しっかりKOで勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします」
河名「バンタム級の歴史を作って来た石渡選手の引退興行に出場させていただくということを光栄に思います。ですが、それと同時に自分がやることは変わらないので、確実にやることをやってしっかり勝ちたいと思います」
1R、先にコーナーまで詰めて左で差して投げて崩す河名に、すぐに立つ鬼神。川名はコーナーに押し込みヒザ、左ボディを突く。ブレーク。スタンドで先に左を差す河名は首相撲に切り替え、ヒザ! コーナー背にする鬼神。
2R、左右から右で差してコーナーに押し込む鬼神。しかし体を入れ替える河名はダブルレッグへ。差し上げる鬼神の右拳を持つ河名だが、突き放す鬼神は右! 河名も左フックの相打ち。左で差して崩すが、右で小手に巻きコーナーで立つ鬼神。なおもアタックする河名。鬼神も差し返してブレーク。河名の入りに右を合わせる鬼神だが、ここで下がらない河名は左のショートも返し詰めてゴング。
3R、先に右ストレートを当てる河名だが、すぐに鬼神も右を打ち返す。左でおっつけて右で首後ろを抱え右ヒザは河名! 四つから崩して鬼神についにヒザを着かせると、コントロールへ。しかし、亀から立ち、シングルレッグで立ち上がる鬼神。
なおも詰める河名は左で差して得意の大腰気味に投げ! 亀から立ち上がる鬼神だが、すぐにおっつけて距離を作らせない河名はなおも左で差して腰を抱いて前方に投げ。亀から立つ鬼神は前転してのヒザ十字を狙うが、河名はヒザを曲げたまま潰して鉄槌。
すぐに鬼神も立ち上がり尻下でクラッチを組み持ち上げようとするが河名は倒されず。
判定は3者は河名を支持し、3-0で河名が勝利した。