▼第2試合 バンタム級 1DAYトーナメント1回戦 Bブロック RIZINルール 5分3R
ガッツ天斗(パラエストラ綾瀬)61.00kg
上田直毅(パラエストラ東京/ファイティスジムMSC)61.00kg
ガッツと上田は4年4カ月ぶりの再戦。2017年9月にZST SWAT! 161で対戦し、ドローとなっている。
修斗で4連敗中のガッツだが、黒星は前川大輔、石井逸人、加藤ケンジ、齋藤翼といった強豪にいずれも判定負けでフィニッシュはされていない。2021年10月の前戦の齋藤戦が2年のブランク開けで、本調子に戻せるか。
上田はMMA7勝5敗2分。ZST SWAT! で経験を積み、2019年8月から5連勝中で、2020年12月の前戦「TTF Challenge 09」では、西村大地と組みで激闘し、バックを奪うなどスプリット判定で競り勝っている。
ガッツ天斗「先輩の斎藤裕選手と同じ舞台に立てるように」
「(上田と再戦することとなり)前回は自分がプロデビュー前でしたけど、(上田は)見た感じは特に変わっていないですね。選ばれたときは正直、しつこいなと思いました。ちょこちょこ練習をしたこともあるのに、なんで指名してくるんだと(苦笑)。
一時期、自衛隊にいて試合から遠ざかったのですが、いまは普通に就職して格闘技と両立してやっています。
(トーナメント出場で)正直な話、結構いろいろな批判がSNSでされましたね。『なんで負け越しているお前が選ばれているんだ!』と。言いたい人は言っておけばいいかなと思うようにしています。相手は全員強いことは知っていますし、自分よりも戦績が上なのも分かっていますが、ここで勝っちゃえばこっちのものですから、しっかり勝ってそれを証明したいなと思っています。反骨心? もうそれしかないです。いままでの負けもこのトーナメントを獲れば帳消しに出来る。それしか考えてないです。
前回の反省もあって、今までのスタイルとは違うスタイルで戦かおうとコーチ陣とも話して決めています。それを披露できればと思います。慣れてないルールですが、先輩方からは“蹴られたり、思いもよらないところから攻撃も来ると思うけど、どれだけやられても何が何でもしがみついてこい、ガッツを見せて来い”と言われました。しっかりこのチャンスを掴んで、先輩でもある斎藤(裕)選手と同じ舞台に立てるように頑張りたいと思います」
上田直毅「出稽古でONEの選手と練習し、RIZINルールの危機管理能力はある」
「ガッツ天斗選手とは4年前にドローだったので、1回やった選手とはそれほどやりたいとは思わないんですけど、いざ出てきたときに“やっぱり決着をつけたいな”と思って。最後に練習してから多少期間は空いたし、まあいいでしょということで。ここで勝って最後の対戦にしたいと思います。
(ガッツの)印象は前回から特に変わっていないですね。どこで戦っても打撃でも寝技でもフィジカルでも全局面で勝てるかなと。
(連勝の秘訣は)、これまで“MMAのスパーリング”をやってこなかったんですが、採り入れるようになってから結果を出せるようになってきました。あと出稽古を増やして、TRIBE TOKYO M.M.Aでは同じ階級には佐藤将光選手や石井逸人選手、後藤丈治選手らがいて毎週ボコボコにされて、もともとONEの選手も多く、RIZINルールの4点ヒザもいっぱいもらってきたので、その辺の危機管理能力とかはあると思います。パラエストラ浦安ではジェイク・ムラタさんらと練習をし、セコンドにも就いてもらいます。
1回戦は確実に勝って、次もここで見せ場を作りたいと思っています。出来ればKOか一本で。決勝戦がどちらかは難しいですけど……、戦いやすいのは雅選手ですが、風間選手が上がってくると思います。あの2人はKOか一本で決着をつけて上がってくると思っています。どちらが上がってくるかは楽しみです」